「自分もそうなるかも」の不安を防ぐ3つの方法

何かよくない出来事があると、「また同じことが起こるのではないか」「自分もそんな目に逢うのではないか」と考え、不安や恐怖に悩まされることを「予期不安」と言います。

災害の多い国に暮らす私たち日本人は、物事をつい悪いほうへと考えてしまう傾向があるそう。

予期不安に振り回されて、先回りして暗い気持ちにならないためにどうすればいいのでしょうか。

精神科医の和田秀樹さんによると、予期不安を軽減するためには3つの方法があるそうです。

予期不安の軽減

1.何事もやる前から答えを出さない

世の中は「やってみないとわからない」、「試してみないとわからない」ことだらけ。

パニック障害で電車に乗れない人でも、各駅停車でもいいのでまず電車に乗ってみて、「やってみたらできた」という経験をすることが大事だとか。

2.あらかじめソリューション(解決策)を用意しておく

がん検診を頻繁に受ける人でも、がんになった後、どこで治療を受けるのか、その先のことを考えている人はほとんどいないそうです。

認知症が心配なら、介護保険を受給するための準備を今からしておくなど、前もって準備しておくことで「安心材料」が増えます。

3.不安に思うことが実際に起こる確率を冷静に検討する

予期不安が強い人は、起こる確率が極端に低いことを、深刻になって心配している人が多いらしいです。

例えば、墜落事故が心配で飛行機に乗れない場合。

文部科学省が発表した国内事故統計に基づく推計によると、一人の人が今後30年以内に航空機事故に遭遇して死亡する確率は「0.002%」。

交通事故で死亡する確率は「0.2%」なので、100分の1以下です。

また、テレビのニュースで事故を見ると、「自分も被害者になるのではないか」と不安になる人がいますが、そういう人は「確率の低いことだからニュースになっている」という現実を見逃している、と和田さんは言います。

誰にでも起こるようなことはニュースにならない、ということです。

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特に3番目のものの見方は大事ですね。

私はテレビやネットのニュースを見てのイメージとか曖昧な記憶などに流されて、漠然とした不安を感じることがありますが、不安の正体をはっきりさせることは大事です。

数字に弱いから、と言い訳していると、自分の不安に振り回されることになってしまいます

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