全世代の中で、もっとも幸せを感じているのは「60代女性」だそうです。
これは、シニア層を対象としてマーケティングサポートを行う「アサツーディ・ケイ」の「ADK生活社総合調査2013」によるものです。
60代女性は最高点
調査対象は12歳(中学生以上)~69歳の男女11,968人。
故人の「幸せ」の度合いを10点満点の「幸福度特典」として採点してもらったところ、60代が付けた得点が他の年齢層を大きく上回る結果になりました。
女性の平均点が6.33点なのに対し、60代女性は「平均6.89点」でした。
30代、40代、50代女性はいずれも6.3点でした。
男性を見てみると、平均は5.77点と、女性に比べて低くなっています。
30代40代はともに5.6点、50代5.8点ですが、60代は6.6点と男性の中では一番高くなっており、男性も60代になると幸せ度が高くなっています。
幸福のよりどころ
60代女性に幸福度のよりどころを聞いたところ、「配偶者」「子ども」「友人」「健康や体力」「趣味や特技」が高くあがっています。
逆に幸福度の低い人は「子ども」への集中度が高く、「配偶者」「趣味や特技」「財産」などは相対的に低くなっています。
幸福度の高い人は「よりどころ」が分散していることがわかります。
趣味などの活動
60代女性で幸福度が高い人の活動状況を見てみると、
「旅行(国内・海外)」「食べ歩き」「料理・お菓子作り・パン作り」「映画館での映画鑑賞」「園芸・ガーデニング」「美術館・博物館めぐり」「温泉めぐり」「音楽鑑賞(クラシック)」など、幅広いことがわかります。
そして、全世代と比べても高くなっています。
幸福度の高い60代男性が行う活動と比べてみたところ、60代女性は「旅行」「園芸・ガーデニング」「食べ歩き」「ライブ・コンサートの鑑賞」「美術館・博物館めぐり」「映画館での映画鑑賞」「温泉めぐり」など、外出を伴うもので60代男性を大きく上回っていることがわかりました。
好きなことに費やせるお金と時間があり、活動的な日々を過ごせる健康に恵まれている60代女性の姿が見えてきます。
幸福度は60代で上昇するというのは世界中で共通してみられる傾向だそうです。
幸福度の高い生活には何が必要か、これを見ているとわかってきますね。
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