最近本を読んでいて、不思議だなと思うことが書いてありました。
嗅ぎ分けるために
仕事上でも私生活でも、知らない人と出会ったり、一見おいしい話が持ち込まれることがあります。
そんなときに、「この人には近づかない方がいい」「この話は危険な感じがする」と判断できるようになるためには、人や話の本当の姿を「嗅ぎ分け」なくてはいけません。
その力をつけるには、文字通り「嗅覚を鍛える」といい、と書いてあったのです。
アロマでもお香でも、香りにまつわるものなら何でもいいので、いろんな種類の香りを嗅ぎながら「自分はこういう匂いが好きだ」「今の気分はこの香りに合う」というように、自分の感覚を確かめるのがいいそうです。
好みや感覚は常に変わっていくものなので、日頃から意識することが大事だそう。
「嗅覚」と人や話の危険性がどう結びつくのか、具体的には書かれていませんでした。
ちょっと不思議な感じがしますね。
鼻を鍛えたら人や話が危険かどうかが判断できるようになるなんて。
確かに「あの男は危険な香りがする」とか「胡散臭い」とか、匂いと関係した表現はあります。
人はともかく、話から匂いが立ち上るわけはないので、単なる比喩表現だと思っていたのですが。
わかるような、わからないような。
五感で選ぶ
これも本で読んだのですが、あるフランス人のキャリアデザイナーは「会社を選ぶときは五感で選んだ方がいい」と言っているそうです。
五感というと「視・聴・嗅・味・触」の5つです。
見る・聞くはわかりますが、嗅覚、味覚、触覚は???
すべてひっくるめて、自分の肌感覚と合うかどうかを重視したほうがいいということでしょうか。
見たり聞いたり出得られる情報に振り回されすぎない、ということかな?
五感を鋭敏にするには、季節を感じ、自然を感じることだそうです。
自分の感覚
どちらの話も、「もっと自分の感覚に敏感になれ」ということかもしれません。
「有名な人だから」「みんなやっているから」「一流企業だから」などの理由ではなく、自分自身の感覚を大事に、ということですかね。
近づいてくる人や持ち込まれた話が怪しいものなら損害を被るでしょうし、会社選びを間違えば自分が苦しむことになります。
変な話に巻き込まれず、穏やかな生活を送るためには、嗅覚を含めて五感を鍛えたほうがいいようですね。
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