「好き」が自分を支えてくれる

何か楽しい趣味が持てたらいいなと思っていますが、なかなか見つかりません。

始めてみたものの、何となく中断してそのままになったり。

そもそも腰が重くて、新しいことを始めるハードルが高いというのもあります。

好きなことって見つけにくい。

でも、これは参考になるかもと思う記事を朝日新聞で見つけました。

「すきノート」

文筆家の甲斐みのりさんは大学4年生のころ、文章を書く仕事がしたいと思っていたものの、先が見えずにアパートに閉じこもっていたそうです。

何かしないとここから抜け出せないと考えて、思いついたのが「好きなことをノートに書くこと」。

スケッチブックを買い、「この1冊を好きなもので埋めたら、自分は変われるんだ」と決めて書き始めたそうです。

書いたものはフランス映画とか猫とか。

歌詞や映画のセリフや本のくだりも書くけれどなかなか埋まらず、好きなものを探して近所を歩いてみることに。

すると、好きだと思えるものが街にあふれていることに気付いたそうです。

古い喫茶店の看板、銭湯のたたずまい、商店街の魚屋や肉屋など。

あれも見たい、あそこも行きたいと毎日が忙しくなり、自分のことは語れないけれど、好きなものの紹介はできることが自信になったそうです。

「すきノート」と名づけたノートを手に街を歩き、物事を加点法で見るようになったことが、今の仕事につながっているとのことです。

甲斐さんは、「自分の文字で書き、何が好きか認識し、夢中になってみると、新しい世界が見えてくる」と言っています。

「好き」が自分を支えてくれるとのこと。

情報が上滑り

「すきノート」、おもしろそうです。

ただ、やるのはちょっと面倒くさい気もするので実際にできるかどうかは自信ないですが。

私はネットサーフィンの時間を減らしたいと思うほど情報には触れているはずですが、「好きなものを探す」というのはそれとは別のようです。

自分にとってどうでもいいものを大量に見ているんでしょうね。

大量に見て、大量に忘れる。ネットの情報はそんなものかもしれません。

ただ、どこかに出かけても本を読んでも、見っぱなし読みっぱなしになってしまって、しっかり体の中に蓄積する感じがしないんですよ。

ネットで見た情報みたいに上滑りしているのかも。

どうにかしないと、好きなことを探すどころではありません。

読んでいただきありがとうございました。
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