「懐かしい!」と思う気持ちは脳にいい

昭和レトロなどと、昔のものがブームになっているそうです。

自分も使っていた、あのころ流行っていた、実家にあった、などと懐かしくなることがあります。

この「懐かしい」という感情、脳のためにいいことらしいです。

東北大学教授の瀧靖之氏の話がWomwn’sHealthに載っていました。

懐かしむことの効果

「懐かしい」と感じると、脳内ではドーパミンが分泌され、体にはいいことが起こります。

1.脳の健康を維持し、認知症の進行を抑える

昔を懐かしむことは、認知症の医療現場で「回想法」として取り入れられているそうです。

「回想法」は昔を思い出させる写真や音楽、食べ物などを用い、それを見たり聞いたりした認知症患者が回想し、医師らがそれを受け入れて心理的安定や生きがいの創造をサポートする方法です。

今は軽度認知症患者やうつ病患者、終末期医療の現場などでも使われているそうです。

2.未来に向かって生きる力をつける

過去の記憶を詳しく思い出そうとしているとき、脳の前頭葉、側頭葉領域、後部帯状回などの領域がよく働きますが、これらは未来に起きるであろう出来事や将来の自分の姿を想像するときに働く領域と共通しています。

3.ストレスを解消し、気分転換を助ける

ストレスがかかると記憶力が落ちることが知られています。

ストレスがかかった状態のままでは、いくら勉強しても記憶力が低下して、覚えるべきことが頭に入ってきません。

「懐かしさ」の感情を利用してストレスを下げることができれば、気分転換ができて物事が頭に入りやすくなります。

4.幸福感が得られる

美しい風景を目にしたり、おいしいものを食べようとしたとき、「ああ幸せ!」と感じることを「主観的幸福感」と呼びます。

昔を振り返って感じるのも、そうした幸福感です。

この主観的幸福感が高いほど、ストレスが解消されて脳が元気になるという研究結果が報告されています。

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何かを見て「懐かしいな~」と思うこともあるのですが、私などは「あの頃は光化学スモッグがひどかったし、給食もまずかった」などと悪い点も一緒に思い出してしまいます。

いいことだけ思い出し、懐かしさに浸りきったほうがよさそうですね。

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