母には妹がいますが、この叔母夫婦が相次いで入院しました。
叔母夫婦には子どもが2人いますが、2人とも東京に住んでいます(叔母夫婦は大阪)。
入院のときは、子どもが来ていたようです。
母より先に叔母に
以前(父が生きていたころ)、叔母が私の兄に「自分たちも年を取ってきて、子どもが東京で離れているので不安だ」ということを言ったらしいです。
兄はそのとき、「いざとなれば自分が動くので心配いらないよ」と言ったとか。
この話を聞いた母はしばらく機嫌が悪く、一時期叔母との関係もぎくしゃくしていたようです。
たぶん、その「心配いらない」の言葉こそ、母が言って欲しかった言葉だったのだと思います。
父が弱ってきた当時、兄は何カ月も実家に顔も出さず、親を心配するようなそぶりも見せていませんでした(単にまだ大丈夫だと思い込んでいただけのよう)。
叔母にそんなこと言う前に、まず自分たちに言うべき、順序が逆だと母は思ったんでしょうね。
兄にしてみれば、近くに住んでいるし、当然親のことを見るつもりだったので、わざわざ口にする必要はないと思っていたのでしょう。
まあちょっと兄は細やかさに欠ける人ではありますが。
母は相手にはちゃんと言葉にして欲しいくせに、父に対しても兄に対してもはっきりしたことを聞いたり言ったりしないところがあります。
遠慮があるのか、察して欲しいのか?
でも父が亡くなるときに兄はいろいろやってくれましたので、母はもっと年を取ったら息子を頼ればいいと安心していると思います。
今だったら兄が叔母に何を言っても機嫌が悪くなるようなことはないはず。
入院のあとは介護
叔母は兄に「心配いらんよ」と言われて嬉しいというより、姉にすごく気を遣ったんじゃないかと思います(性格を知っているだけに)。
入院になったときは、東京の息子を呼んだようです。
80代で入院となると、その後の介護の問題が出てくるので、やっぱり実の子どもでないと判断できないことが多くなりますよね。
東京のいとこたちにとっては、これから大変だと思います。
仮に叔母夫婦に子どもがいなかったら、兄や私が病院に連れて行ったり、手続きその他をすることになっていたのかもしれないと思うと、自分の子どもの先のことなど(もしずっと独身だったら)チラッと考えてしまいます。
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