「暮らしの手帖」は1948年(昭和23年)に発刊されて以降、現在も続いている雑誌です。
その初代編集長、花森安治自氏は「実用文十訓」(人のために文章を書く時の心得)を残しているそうです(fumufumu news西沢泰生氏の記事より)。
実用文十訓
一、やさしい言葉で書く
二、外来語を避ける
三、目に見えるように書く
四、短く書く
五、余韻を残す
六、大事なことは繰り返す
七、頭でなく、心に訴える
八、説得しようとしない(理詰めに話を進めない)
九、自己満足をしない
十、ひとりのために書く
どれも難しい
記事を書いた西沢氏は、「現代の文章セミナーで教えられている内容と言っても過言ではないくらいに読まれる文章の極意が網羅されている」と書いています。
改めて、人に読んでもらう文章を書くって難しいことですね。
毎日のようにブログ書いている癖に、文章について深く考えないでやってきました。
せいぜい「やさしい言葉」で書く」とか「外来語を避ける」くらいでしょうか。
それも読む人の事を考えてというより、難しい言葉や外来語の使い方を間違ったら恥ずかしいからという理由です。
十訓はどれも難しいですが、「目に見えるように書く」ってホントに難しい。
私も自分の経験を書いて、「これじゃ読んだ人は全然わからんだろうな」と思うことがしょっちゅうです。
「頭でなく、心に訴える」文章はブログでときどき見かけます。
難しいことを書いているわけでもないのに、すごく共感できたり面白く感じる文章を書ける人がいます。
そういう人は感受性が豊かで、それが文章にもにじみ出るのでしょうか。
お見通し?
文は人なり、なんて言います(文章の中に筆者の人となりが現れるという意味らしいです)。
それって考えてみれば怖い。
ブログを続けていますが、ブログに書くこと書かないことは自分で決めています。
いい恰好はしないまでも、自分のダメなところはあえて書かないこともありますが、もしかして読んでいる人にはお見通しかも?
等身大の私を見抜かれているかもしれません。恥……。
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