父が入院しました。
血液検査ではわからなかったけれど、CTを撮ったらがんらしき影が散っていたそうです。
治療はしない
どこにがんがあるかは検体を取って調べなければいけないそう。
ただ場所を特定したところで、高齢のため手術や抗がん剤治療はおすすめしませんとのことで、調べないことになりました。
医師と話した兄は、緩和ケアをお願いしたそうです。
残念ながらコロナでまだ自由に面会できません。
一度は会えるみたいですが。
白装束
入院して、これで母もゆっくり休めるんじゃないかと思いました。
父が衰え出してから、母は寝不足でかなり疲れがたまっていたようです。
入院したその夜も、結局あまり眠れなかったと言っていました。
そして次の夜。
戸締りの確認に玄関に行って、普段は見ないドアスコープを覗いたところ、白装束の人が立っていたそうです。
実家は玄関を出たらすぐに車庫があって、父の車を処分してからは何も置いていません。
そこに立っていたそうです。
ギョッとしつつ奥に戻り、15分ほどしてからまた見てみるとまだ立っていて、しかも少し家に近づいています。
母はお向かいの家に電話して、車庫に人が立っているか見てくれとお願いしようとしたけれど、電話番号が見つからず(たぶんパニックになっていたんでしょうね)。
3回目に見たときは、玄関ドアのすぐ前に立っていたそうです。
恐ろしさのあまり、すぐに布団をかぶって寝たそうです。
そんな怖い思いをしたのに、薬を飲んでいたせいか4~5時間熟睡したと言っていました。
レンズのせいか、寝不足のせいか
翌日、実家に寄った兄に話すと笑い飛ばされたそうです。
実家は古く、ドアスコープのレンズも少々黄ばんだり歪んだりしているだろうから、そのせいだろうと。
私は睡眠不足と疲れのせいで、そんなものを見たのだろうと思います。
ずっと二人暮らしだった母が、これからは一人になるという緊張もあったかも。
兄も私も実家に泊ろうかと言ったのですが、「もうちょっとがんばってみる」とのことでした(次の日の夜は見えなかったそうです)。
昼日中に聞けば笑い話で済みますが、一人でいる夜に白装束の人が玄関先に立っているのを想像したら、かなり怖い。
もう少し早めに実家に行けばよかったです。
一人にしておいたほうがゆっくり休めるだろうと思ったのですが、逆でしたね。
母の様子を見てきます。
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