著者は長年にわたって料理研究家として活躍されている「元気すぎる76歳」。
村上さん自身は大家族から夫婦二人になり、現在はお一人暮らし。
頑張らなくてもしっかり栄養の摂れる食事つくりのヒントが満載です。
一人でも冷蔵庫は大きいまま
村上さんは冷蔵庫に肉や魚、野菜などの他に乾物のしいたけ、昆布、切り干し大根、使いかけの乾燥パスタ、米などを入れているそうです。
そればかりか缶切りやワインオープナー、鍋敷きまで。
探す手間が省けるから、と言うのがその理由。
みそ汁セット
料理のたびに余った肉や魚や野菜を組み合わせ、ファスナー付き袋に入れておく。
毎朝、これを耐熱容器に移し、水と液味噌を加え、ラップをして電子レンジで加熱して食べているそうです。
電子レンジを使った数々のレシピを考案してきた村上さんなので、うまく使いこなされているようです。
マグカップでクッキング
驚いたのが、一人分の料理を作るのにマグカップをオススメしていること。
マグカップと電子レンジだけで、肉じゃがも魚の煮物も、ポークカレーも作れるそうです。
下ごしらえもいらず、材料と調味料を入れてチンするだけ。
千切りミックス
生の野菜を千切りにしたものをストック。
千切りにする野菜はきゅうり、ニンジン、大根、レタス、ねぎ、クレソン、パセリ、小松菜、白菜など、さまざま。
サラダにしたり、チンしてごまあえ、みそ汁に入れる、即席ビーフンにのせてチンなど。
健康のために
管理栄養士でもある村上さん、健康にいい食べ方も考えています。
血糖値が高い人の食事療法として考案したのが、「たまねぎ氷」「にんたまジャム」「ジンたまジャム」。
胃腸を元気にする「酢キャベツ」など(詳しいレシピは本を見てください)。
お惣菜の塩分、油のカット
村上さんは出来合いのお惣菜やお弁当も否定しません。
買ってきたお惣菜の味が濃い場合は、水大さじ2をかけ、ラップしてレンジでチンし、水を捨てる、の3ステップで塩分量を下げることができます。
油の多い惣菜は、野菜をプラス。
耐熱容器に切った野菜を載せ、惣菜のパックを逆さまにして載せ、レンジでチン。
エビチリににらをプラス、マーボー豆腐にナス、八宝菜にキャベツなど。
今後、料理をすることが面倒になっていったとしても、まったく料理を止めてしまう前にできることはいろいろありそうです。
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