「元気で幸せに過ごす方法」があるそうです。
明治大学の堀田秀吾教授が推奨する4つの方法はエビデンスに基づいているとのこと。
元気に過ごす4つの方法
・背筋を伸ばす
カルガリー大学のリスカインドとテキサスA&M大学のゴティの研究で、背筋を曲げた場合、無力感やストレスを感じがちになる傾向がわかりました。
さらに、ハーバード大学のカーニーらの研究では、やる気も左右するという結果が出ました。
たかが背筋、とは言えないようです。
・昼寝をする
NASAの研究で、「26分の仮眠で、パフォーマンスが睡眠前よりも34%向上する」というものがあります。
その一方で、30分以上寝ると生産性が落ちることもわかっています。
昼過ぎに眠くなるのは体内リズムに沿った自然な現象なので、無理せず昼寝をしたほうがよさそう。
昼寝直前にカフェインを摂ると、目覚めた後にさらにスッキリするとか。
・温水に手をつける
北海道大学の矢野教授らが脳血管障害の患者を対象に行った研究では、38度の温水に10~15分ほど手首をつけて手を温めると、患者の痛みが緩和され、爽快感が増加しました。
患者はポジティブな言葉を発するようになり、病気の回復に対するやる気が向上したということです。
お風呂につかるのは難しくても、手を温水につけるだけなら簡単にできますね。
・コーヒーの香りを嗅ぐ
コーヒー豆の香りには、睡眠不足や疲労の原因とされる活性酸素によって破壊された脳細胞を呼び戻す効果があるという研究結果があるそう。
さらに、国立がん研究センター予防研究グループは、習慣的にコーヒーを飲む人は心臓病、脳卒中、呼吸器疾患による死亡リスクが低下するとのコホート研究の結果を発表しています。
これは、カフェインの炎症予防効果と、酸化を防ぐポリフェノールの相乗効果と考えられています。
「昼寝をする」ところでも書いたように、コーヒーを飲んでから30分ほど寝る「コーヒーナップ」をすると、カフェインの効果は飲んでから30分後に表れるため、目が覚めると頭が冴え、仕事の効率が上がるそうです。
体調をよく
どれもほんのちょっとしたことばかりですね。
気持ちの持ちようをどうこうではなく、体を調子よくするコツみたいなものでしょうか。
「手を温水につける」は、冬の寒い日、学校から帰ると母が洗面所にお湯をためて手をつけるように言ってくれたことを思い出しました。
コメントを残す