特異な才能「ギフテッド」。苦労も多い

「ギフテッド」と呼ばれる子どもたちがいるそうです。

特異な才能がある、一般的には「天才」と言われるような子どもたち。

才能に恵まれている反面、学校に馴染めないなどの苦労もあるそうです。

多彩な才能

文部科学省の有識者会議が、当事者や保護者へのアンケート結果を発表。

多彩な才能に恵まれた、980件の事例が紹介されました。

・0歳10か月で日本語と英語で会話できる。

・中学に入り、ハングルを読み書きし中国語を聞き取る。スペイン語、フランス語を自学。英単語は一度聞けば覚えられる。

・4歳で進化論を理解、8歳で量子力学や相対性理論を理解。

・6歳で始めてピアノを弾いたとき両手で弾けた。聞いた音楽を「耳コピ」できる。

・6歳でアフガニスタン紛争やカンボジア内乱、中国文化大革命、国連の意義などを毎日、お風呂で考えている。

・2歳で歌を作り、4歳で絵本を作った。小5の現在はアプリを作成中。

・4歳で九九を暗記、6歳で周期表を暗記。

いや~すごいですね。

ここまですごいと、どうやって導いてあげればいいのか途方に暮れそう。

ごく普通の子どもを育てた私にとっては、いいなあとは思えず、これは大変だろうなと感じました。

日本という国では、ギフテッド本人も、そばにいる親も大変なのではないでしょうか。

学校での困難

学校ではしんどい思いをしている人が多いようです。

・教科書をすべて理解したが、自分のレベルに合わせた勉強が許されず、叱られ、授業中は暇を持て余した。

・習っていない解法を回答すると×にされることが嫌だった。

・授業がおもしろくないと我慢の限界が来る。学校脱走を重ね、不登校に。

・同級生の共感が得られず孤独。思ったことを言うと教師や同級生が驚くので嫌になる。

・学校ではみんなと違う部分が強調され、いじめの対象となりやすい。

保護者からは「先生にギフテッドの特性を学ぶ時間を取っていただきたい」という、教員の理解を求める声が多かったそうです。

有識者会議では才能を伸ばす支援だけでなく、学校での困難を解消する方法も考える必要があるとして、支援策を検討するそうです。

こうした子どもたちは普通の学校では辛いかもしれませんね。

同じようなレベルの子どもたちが集まれる場所があるとよさそう。

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