感謝の気持ちを持つことの大切さはよく言及されますが、夫婦生活がうまくいっているか、いっていないかにも影響を及ぼすそうです。
夫婦関係の良し悪しがわかる計算式についてプレジデントオンラインの記事で読みました。
感謝と不平の数
夫婦関係の良し悪しがわかる式とは、「感謝の数÷不平の数」。
答えの数値が5.1以上なら、結婚生活はすこぶる順調で、とても満足のいく関係を築くことができます。
反対に数値が0.9以下だと、結婚生活は破綻に向かいやすく、場合によっては離婚にいたると言われているそうです。
ロサダ比
この比率は心理学で「ロサダ比」と呼ばれ、「感謝と不平の比率」のことだそうです。
2005年に心理学者のマーシャル・ロサダ博士とバーバラ・フレデリクソン博士によって発表されました。
この計算式は、夫婦間における普段のやり取りの中で、感謝や激励、支援などのポジティブな感情の数を、皮肉や嘲笑、非難などのネガティブな感情の数で割ります。
一緒に暮らす相手が不平不満の多い人だったら、どれほど日々の暮らしが辛いものになるか、想像することは難しくありません。
相手に対抗するため、あるいは自分を守るために同じようなネガティブな感情をぶつけ返すことも考えられます。
夫婦関係がうまくいっていないとき、毎日相手に感謝の気持ちを伝え、結婚生活の喜びを分かち合う習慣を身につければ、結婚生活は円満で長続きすると記事は伝えています。
ただネガティブな感情はいっさいよくないというわけではなさそうです。
例えば夫婦ケンカはネガティブですが、関係改善のきっかけになることもあります。
適切な量と種類のネガティブな感情は、よりよい未来をつくるためには重要な要素となる場合もあるとのこと。
ロサダ比は夫婦関係のみならず、ビジネスや教育現場でも応用されているそうです。
感謝ノート
自分の周りの感謝に気付くために、感謝ノートをつけることを勧める人もいます。
感謝できるようになると、夫婦関係がよくなるだけではない効果があります。
よく眠れたり、体の不調が減るなど健康にプラスに働くようになったり、自己肯定感が高くなる、運気がよくなる場合もあるとか。
「感謝の気持ち」、大切ですね。
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