自分が信じているものが人生を左右する

日ごろ、何にどんなイメージを持ち、何を信じているかが、仕事やダイエット、寿命まであらゆる分野に影響を及ぼすそうです。

信念バイアス

人はたった1回の経験ですべてがそうだと決めつけることがあります。

例えば、「好きな人にフラれた→自分には魅力がない」とか「あの人に裏切られた→もう人は誰も信じない」のように。

こうした考え方を「信念バイアス」と呼ぶのだそうです。

脳科学者の西剛志氏によると、ビジネスやお金、恋愛、ダイエット、自己肯定感などあらゆる分野で、この信念バイアスが見られるそうです。

もし長年うまくいかない分野があるとしたら、自分を制限している「信念バイアス」が関係している可能性があると、西氏は言っています。

自分への問いかけ

一度のミスで「すべて終わった」と諦めて努力しないことを続けるうちに、それが当たり前になってしまいます。

それを避けるためには、「今思っていることは、100%絶対に本当なのか」と自分に問いかけることを勧めています。

例えば「失敗は周りからの評価を下げる」と信じているとしたら、本当かどうかを問いかけてみる。

すると「職場のAさんは失敗しても成長して人から好かれている」ことに気付き、「失敗してもそこから学ぼうとする姿勢こそ、周りから評価されるのだ」という答えが出てくるとのこと。

すると自分の信念バイアスは徐々に崩れていくのだそうです。

寿命7年半の差

米エール大学の伝染病学と心理学教授であるベッカ・レビィ氏の研究によると、若いころに老いに対して肯定的なイメージを持っている人は、年をとっても健康を維持し、大きな怪我を負った場合でも、身体機能を完全に撮り戻る確率が高かったそうです。

さらに、老いに対して明るいイメージを持っている人は、遺伝的にアルツハイマー病のリスクが高い場合でも、認知機能の衰えを予防できる可能性が高いことが示されています。

また、比較的若く健康で、認知機能もしっかりしていたものの老いに対してよいイメージを持てなかった人を追跡調査したところ、のちにアルツハイマー病の病理学的兆候が発見される確率がはるかに高く、記憶に欠かせない海馬も3倍の速さで萎縮していました。

別の研究結果によると、老いに対して最も明るいイメージを抱いていた人は、最も暗いイメージを抱いていた人よりも平均で7年半長生きしていたそうです。

自分が普段どんなことを考えているかが、こんなにも大事なのですね。

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