家計簿なし。小笠原洋子さんの家計管理法

節約の王道と言えば、まずは家計簿。

でも、1日1000円で暮らす「ケチじょうず」の小笠原洋子さんは家計簿をつけていないそうです。

どうやって家計を管理しているのでしょうか。

メモと財布の確認

家計簿はつけない代わりに、毎日いくら使ったかをメモしているそうです。

そして、毎晩お財布の中をのぞきます。

財布の中のお金が思ったより少ないことに気付くと、何か余計なものを買わなかったかと考えます。

その日の支出が1000円を超えていたら、「明日は買わない」「出かけない」と決め、明日の過ごし方を考えるそうです。

お財布の中には1000円と、万が一「今日の1000円」をオーバーしてしまったときに慌てないように予備金が入っています。

予備金は「使えないお金」としてクリップでとめてあります。

忘却預金

引きだしの奥、普段はそこまで手を入れないほどの奥地に、小銭を突っ込んでいるそうです。

小笠原さんいわく「忘却預金」。

本当に忘れているかは疑問と言いつつ、財布の中の予備金と同じく「これは使えないお金」と自分に言い聞かせているそう。

銀行口座も同じように使っています。

口座を二つに分け、時々引き下ろしに行く生活費用の銀行と、「そんな預金あったっけ」と普段は忘れている口座を併用。

預金自体を忘れてしまうことで、少しでも貯めていこう、使わずに済ませようとしているようです。

散歩と無料講座

節約ばかりでは日々の生活に楽しみがありません。

小笠原さんが暮らしの中でしていることは、健康増進もかねての散歩。

都心に出かけると交通費だけで1000円を超えるため、交通費ゼロを選び、我が町探索に出かけます。

水道水を入れたボトルとお菓子を持参し、公園のベンチや池の端で休憩しつつ、ウォーキング。

また、おひとりさまのため、あまり人との交わりが少なすぎると、たまに人と会話すると口が回りにくく、言葉が出てきにくくなることも。

これではいけないと趣味のサークルを探してみましたが、月謝がかかります。

そこで無料で参加できるものを探しました。

文学、音楽、歴史などの講座や、わら細工の鍋敷きづくりや果実を摘んでのジャムづくり、竪穴式住居のある公園で古代食づくり、ドングリを砕いてクッキーづくり、ガラスを溶かしてトンボ玉づくりなどの工作系も。

こうしてあくまでも無料にこだわり、ケチを忘れずに楽しみを見つけているようです。

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