1日1000円。節約の達人、小笠原洋子さん

エッセイストの小笠原洋子さん、71歳。

1日に使う金額は1000円という節約生活を続けています。

「ケチケチ生活とは、人生後半を快適に生きるための哲学です」という彼女の暮らしぶりとは。

1日1000円・団地一人暮らしで叶えた、心豊かな年金ライフ。老後不安が<ケチ道>のはじまり

住まい

小笠原さんは、東京郊外にあるURの高齢者向き賃貸住宅で独り暮らし。

3DKで家賃は5万5000円ほど。

以前は分譲団地に住んでいたものの、固定資産税を払うのに納得できず、6年前に売却して引っ越してきたそうです。

食費は1日1000円で、先月使ったお金は家賃・光熱費を別にしたら3万2000円だったそうです。

電気代・ガス代はそれぞれ2000円ほど。

水道代は2か月で4000円弱、パソコンを使うため通信費は約1万円かかっています。

転居のときに家財や服をたくさん捨てたので、今はすっきり。

服はもう何十年も買っていないそうです。

亡くなったお母さんの着物を、手縫いでスカートにリメイクするなどしています。

家の中

殺風景な中で暮らしているわけではなく、住まいを居心地よくしつらえています。

アルミ製の脚立に、アロマキャンドルなどの小物を飾ったトレイをのせてディスプレイコーナーにしたり。

使わなくなったストールをテーブルクロスにしたり、廊下にはお気に入りの陶芸品や母の遺品の花器などを飾ったり。

少ないゴミ

小笠原さんは2週間に5リットルのゴミ袋一つ分しか出ないそうです。

なぜゴミがそんなに少ないかというと、ティッシュペーパーの代わりにトイレットペーペーを使い、使用後はトイレに流す。

キウイやミカン、桃なども皮ごと食べ、スイカの皮はお漬物に。

大根やニンジンなどの野菜の皮は基本的に剥かない。

お茶の葉は直接湯飲みの中に入れ、茶殻は炊き込みご飯に使う。

こうした工夫でゴミの量が減っているそうです。

ドイツ旅行

こうした節約生活を続けていて一番良かったことはなにかと聞かれたら、「節約で貯めたお金でドイツに行けたこと」だそうです。

50歳からの10年間で計9回、ひとりでドイツを旅したとか。

カスパー・ダーフィット・フリードリヒというドイツの風景画家が好きで、その人が眺めた風景を原画をどうしても見たかったというのが動機。

貯金はかなり減ったけれど、体力のあるうちに行っておいてよかったと思っているそうです。

「人生100年と言われる時代を乗り切るために、これからも楽しみながらケチ道を邁進していきたい」という小笠原さん、性根の据わった人ですね。

節約生活の小笠原洋子さん。今の暮らしになったわけ

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2 件のコメント

  • いつも興味深いお話をありがとうございます。
    桃、私も皮ごと食べています。
    数年前に桃農家のかたが皮ごと食べているのがテレビで紹介されていて、以来、私も皮ごとです。
    キウイ皮ごとは食べたことがないので、今度挑戦してみます。

    • hinoeさん

      こんにちは。
      いつもコメントをいただきありがとうございます。

      >桃、私も皮ごと食べています。
      そうなんですか?
      私は皮ごと食べたことはないのですが、桃の皮は薄いので、それほど抵抗なく食べられるのかもしれませんね。
      今度やってみようかな。
      栄養は皮と実の間にあると聞きますので、皮ごと食べたほうが体にもよさそうですね。

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