ベニシアさんの現在。施設から自宅に戻る

グループホームに入居していたベニシアさんが、自宅に戻ったようです。

夫の正さんが「チルチン人」に書いているエッセイでわかりました。

コロナ感染、入院

グループホームに入居後は、正さんが毎日のように面会に行っては散歩させていたそうです。

ところが施設内にコロナの感染者が出たことで面会禁止になってしまいます。

7月28日にベニシアさんがコロナに感染。

週一ペースで生活必需品を持って行っていた正さんは、職員の人にベニシアさんの健康状態をいつも尋ねていたそうですが、返事は毎回「元気ですよ」。

8月24日に、ベニシアさんの熱が下がらないため大きな病院で見てもらうとの連絡が正さんに入ります。

病院に駆けつけると、ベニシアさんは肺炎を起こしていたそうです。

コロナに感染して弱っていたところに、持病の非結核性抗酸菌症が活発化したとか。

医師の勧めは

入院した病院はコロナ対策のために面会禁止だったけれど、ベニシアさんが不安そうなため会いに来るようにと連絡をもらったそうです。

理学療法士と正さんがベニシアさんを車いすに乗せて外を歩いていると、担当の医師にこれからどうするのかと聞かれます。

正さんがもっといい施設に移したいと答えると、医師は、家で見ればいいのではないかと言います。

仕事があると答える正さんに、医師は夫婦一緒に施設に入り、そこから仕事に行けばいいのではないかと提案します。

そして「自宅で介護することを勧めます。仕事は辞めたらいいんじゃないですか」と。

医師の言うことは妥当ではないと思っていた正さんは、毎日病院に行くうちに考えが変わってきたようです。

「ベニシアが大好きな自宅で、これからの僕たち二人の人生に正面から向き合うことが、いまいちばん大切なことではなかろうか」。

9月28日に病院を退院したベニシアさんは、1年2か月ぶりに大原の自宅に戻りました。

その後

自宅に戻ってから2カ月半ほどたっていますが、どうなのでしょうね。

正さんのエッセイは普段なら4ページあって、写真もたくさん載せられています。

今回は2ページのみ、写真も彼岸花の咲く自宅周辺の小さな写真が2枚と、ベニシアさんの顔のアップ、横になるベニシアさんのベッドの周辺に息子の悠仁さん一家と、悠仁さんの奥さんのお母さんが座る写真しかありません。

仕事を辞めろというお医者さんにも驚きましたが、介護をしている正さんの暮らしも心配です(エッセイを書く余裕も失っているのではないかと)。

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