ターシャ・テューダーはアメリカの絵本画家で、バーモント州に自ら作った広大な庭で有名です。
ターシャが93歳で亡くなって、もう14年がたちます。
(上の画像はフクシアの花。ターシャは長い時間を過ごしたポーチに、この花を飾っていたそうです。)
ターシャの子ども、孫
ターシャは4人の子どもを産みました。
長女ベサニー、長男セス、次男トーマス、次女エフナー。
ターシャがバーモント州に移り住んだとき、家具職人だったセスは一人で家を建てました。
彼は近所に住み、年老いたターシャの身の回りの世話をします。
ターシャの死後、財産を受け継いだセスに対し、疎遠だった他の3人のきょうだいが訴訟を起こしました(後に和解)。
セスとマージョリー夫妻も70代後半になりました。
彼らの息子、ウィンズローはターシャの家の隣で生まれ、ターシャの暮らしを見ながら成長し、セスとともに晩年のターシャを助けました。
ターシャの家「コーギコテージ」と庭の管理や、ターシャの作品の通信販売などの事業「ターシャ・テューダー&ファミリー」の運営を担っているのは、ウィンズローとエイミー夫妻です。
エイミーはNPO「ターシャ・テューダー・ソサエティ」を立ち上げ、生活のすべてを楽しんだターシャの生き方を広める活動を、賛同者とともに行っているそうです。
ターシャのひ孫
ウィンズローとエイミー夫妻には二人の娘、エリーとケイティがいます。
Eテレ「ターシャの森から」によく登場するのはこの4人。
でも先日放送された「107回目の誕生日」には、もう一人のひ孫が登場していました。
ウィンズローのお姉さん、ジェニファーの娘ハンナです。
エリーとケイティはターシャが亡くなってから生まれたので、当然ターシャの記憶はありません。
でもハンナは3~4歳のころ、ターシャに絵本を読んでもらったことを覚えているそうです。
そして、こう言っていました。
「誕生日や季節の行事など、ターシャと過ごした時間は忘れられません。
そのころまだ小さな子どもだったけれど、そこに込めた愛情や思いは強く伝わりました。
今度は私の番。
ひいおばあちゃん、見ててね、という気持ちで、家族の行事を大切にしていこうと思っています」と。
ターシャの遺したものは、しっかりと子どもや孫、ひ孫に受け継がれていくようです。
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