自分が「老けたな」と感じるのは嫌なものですよね。
年を取るのは避けられないのだから仕方ないとわかっていても、「昔はこうじゃなかったのに」と思わずにはいられません。
でも、あまり「年をとるのは嫌だ」と思いすぎると、かえって老けてしまうそうです。
加齢に対しての考え
米・イェール大学のレベッカ・レヴィは、50歳以上の660名を23年間追跡調査しました。
まず、「加齢」に対してポジティブな考えを持っているか、それともネガティブな考えを持っているのかを調べました。
すると、加齢はよいことだとポジティブに考えている人のほうが、加齢は嫌だとネガティブに考えている人に比べて、7.5年も長生きしていることがわかりました。
加齢は嫌だと思ってアンチエイジングに励む人は、たえず自分の年齢を意識していることになり、かえって老けやすくなってしまうようです。
加齢をポジティブに考える人のように、あまり自分の年齢のことを考えずに暮らすほうが若々しくいられるということですね。
笑う
もう一つ、寿命を延ばす効果のあることがあります。
それは「笑うこと」。
米・ウェイン州立大学のアーネスト・アベルは、メジャーリーガーのうちですでに亡くなっている選手の生前の写真を230名選んで寿命を調べました。
選手の写真を「笑顔なし」「口元だけ笑顔」「歯を見せた大きな笑顔」の3つに分け、それぞれの平均寿命を調べました。
すると「笑顔なし」72.9歳、「口元だけ笑顔」75.0歳、「歯を見せた大きな笑顔」79.9歳となり、7年もの差があることがわかりました。
笑うことは健康にいいと言われています。
寿命まで伸ばすとはすごいですね。
年を取って衰えていくことに脅えるよりは、笑い飛ばして少しでも楽しいことを考えたほうがよさそう。
いつも笑顔でいるというのは簡単そうですが、まわりに不満を感じていたり口を開けば愚痴ばかり言っているようでは笑うことなんてできませんから。
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女性の平均寿命が長いことはよく知られています。
それ以上に長生きを目指したいわけではないですが、どうせ長生きするなら加齢を受け入れ、笑顔で生きていくようにしたいものです。
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