人生がうまくいくかいかないかは、自分自身の才能や努力だけではなく「運」の良し悪しも大きく影響するのではないでしょうか。
サイエンスライターの鈴木祐氏によると、「運」は方程式化して攻略することができるとのことです。
方程式
鈴木氏によると運の方程式とは、
「幸運=(行動×多様+察知)×回復」
となります。
ひとつづつの項目の意味はこうなります。
・「行動」とは、人生の中で実行した、具体的なアクションの量と質のこと。
良い運を掴もうと思ったら、チャレンジの回数を増やすしかないという考え方です。
成功率が1%しかない仕事に挑んだと仮定して、失敗しても回数を増やすごとに確率は少しづつ上がっていきます。
2回目の試行で2%、100回目で63.3968%、459回目で99%に達します。
とにかく回数をこなすことが大事ということです。
・「多様」
ただ試行回数を重ねるだけでは人生の成功に結び付きにくいことが研究でわかっています。
事実、世界レベルのアスリートほど、10代のうちに複数のスポーツに時間を使い、ひとつの種目に狙いを定める時期は遅いそうです。
試行回数の作用を十分に生かすには、同じことを繰り返すのではなく、チャレンジのバリエーションを増やすことが必要になります。
・「察知」は、身の回りで起きる小さな変化に気付く能力のことです。
ブリガムヤング大学の研究で、過去に斬新なプロダクトを開発した経営者や発明家たちを調べたところ、「優れたイノベーターたちは、身の回りに起きる小さな変化を察知し、それによって前例のない発明を生み出している」ことがわかりました。
・「回復」は失敗から立ち直る能力のことで、挫折の痛みからすみやかに抜け出し、再び新たなチャレンジに挑めるメンタリティのこと。
運をつかむためには「チャレンジの総量を増やし、同時に行動の多様性を広げます。
そのうえで予期せぬ変化に意識を向けつつ、失敗から何度も立ち直ることで、単なる偶然をポジティブな巡りあわせに変える」ということです。
運ではなく
これはもう、私の思う「幸運」ではないような。
「楽していい運がつかめるのかも?」と考えて記事を読んだのですが、そんなおいしい話はありませんよね。
「幸運の方程式」というより、「成功の方程式」としたほうがしっくりきそうです。
方程式の項をひとつづつ考えながらチャレンジを繰り返せば、いつしか成功をつかめそう。
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