嫌なことやヘコむことがあっても、うまく気持ちを切り替えられずズルズル引きずることがあります。
公認心理師・臨床心理士の佐藤セイさんによると、人は「考えてはいけない」「忘れよう」と思うものほど、考える習性を持っているとか(ヨガジャーナルオンラインの記事より)。
「ゾウについて考えてはダメ」と言われると、脳内にはゾウがじわじわ浮かんできます。
ネガティブな気持ちは無理やり切り替えようとするのではなく、まず距離を置いて客観的に見つけることが大事だそうです。
切り替え上手な人の口グセ
佐藤さんによると、気持ちの切り替えが上手な人には口ぐせがあるそうです。
1.「ま、いっか」
私が楽しく見ているユーチューブチャンネル、「ウリウリばあちゃんの楽しい田舎暮らし」でも、ウリウリさんはよく「まあいいわ」と言っています(気持ちの切り替えの早そうな人です)。
日常生活で「まあいいわ」で片づけられないことは、それほど多くないのかも。
2.「何とかなるさ」
沖縄の人も「なんくるないさー」と言うそうですね。
3.「......と私は思った」
「最悪!」「なんでこんな目に!」と思った後に付け加えると、客観的に見つめることができて冷静になれるそう。
例として、ちびまる子ちゃんのおじいさんがつぶやく「友蔵、心の俳句」をあげています。
4.「どうしようかな?」
「どうしよう!」だと、その場で立ち尽くした状態になるけれど、「どうしようかな?」だとネガティブな出来事から抜け出すための解決策を見つける視点に切り替えることができるそうです。
5.「ナイスチャレンジ!」
同じことを繰り返していれば、ネガティブな出来事はあまり起こらないと言います。
海外では、失敗した人に対して「ナイスチャレンジ」「グッドトライ」などの言葉をかけるそうです。
成功・失敗という結果ではなく、チャレンジそのものに価値を置いているとのこと。
チャレンジした自分を褒めてあげることが大事なようです。
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「口グセ」とあるように、クセにしてしまえばいいんでしょうね。
何かあったら考えるより早く言葉が口を突いて出てくるようになれば、嫌な気持ちを引きずることもなくなりそうです。
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