高齢化社会に生きる者にとって心配なことの一つが認知症。
厚生労働省の資料によると、2020年の日本における認知症患者は約602万人。
高齢者の約6人に1人が認知症になっています。
できることならなりたくないですよね。
ただ不安に駆られるだけでなく、自分でもリスクを減らすためにできる事があればしたいと思って調べてみました。
WHOのガイドライン
2019年にWHOが認知症予防ガイドラインを発表しています。
【認知症予防の12の柱】
①運動などの身体活動
②禁煙
③健康的な食事
④アルコールの管理
⑤認知トレーニング
⑥社会活動
⑦体重管理
⑧高血圧の管理
⑨糖尿病の管理
⑩住脂質異常症の管理
⑪うつ病への対応
⑫難聴への管理
医師の推奨は
医学博士の新井平伊氏は、認知症予防のために以下のことを推奨しています。
1.生活習慣病を治す
2.聴力低下を改善する
3.糖尿病の治療をする
4.酒・タバコを控える 特に物忘れを自覚したら、飲酒はできるだけ控える。
5.有酸素運動を行う 計算しながら運動するなどの「ながら運動」は脳の広範囲を刺激できる。
6.対人ゲームを行う 囲碁やトランプ、麻雀などの対人ゲームは、前頭葉を中心に脳を広く刺激する効果がある。
7.適切な睡眠をとる 睡眠には脳に蓄積されたアミロイドβたんぱくを洗い流す役割がある。6時間半~7時間を目安に質の良い睡眠を心がける。
わかっていてもできないことが
WHOも新井医師も、同じことを言っていますね。
できるだけ病気にならないようにし(治療し)、体に悪いとされているものは控えて運動し、人付き合いもする。
こう書けば簡単なようですが、ここまで認知症患者が増えているのは、この簡単なことが意外とできないからではないかとも思います。
現に私も上記を読んで「そこそこできている」と思いましたが、よく考えてみればできていないこともあります。
「物忘れを自覚したら飲酒はできるだけ控える」とありますが、物忘れは普通にありますがお酒止めた方がいいんだろうか、とか。
それに、人付き合いがまったくと言っていいほどありません。これはまずいですよね。
自分は大丈夫と根拠のない自信を持つのもよくないでしょうが、悪いことを自覚していて改善しないのもよくないですね。
とりあえず生活習慣病にならないように気を付けます。
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