脳を鍛えるなら脳トレより運動

年齢とともに衰えるのは体や外見だけでなく、脳も同じ。

脳を鍛えるには脳トレや塗り絵より、「運動」するのが一番いいそうです。

臓器同士のネットワーク

人間の臓器は高度なネットワークで統合されていて、心臓は心臓だけで動いているのではないそうです。

例えば脳と腸は互いに影響しあい、「腸は人間の第二の脳」とも呼ばれています。

新潟大学と理化学研究所の研究では、歯周病が町内細胞の機能を変化させ、腸管のバリア機能が低下、内毒素血症を引き起こして肝臓疾患へとつながることがわかったそうです。

歯周病は他にも、動脈硬化性冠動脈心血管疾患の発症率を高め、糖尿病を悪化させ、リウマチを引きおこすことがわかっています。

口の中の問題だけにとどまらないのです。

このような人体の臓器のネットワークは臓器円環と呼ばれています。

脳の能力アップ

この臓器円環の仕組みを脳に利用すると脳を鍛えられることになります。

大学生を対象に行った実験では、自転車を10分こがせた後192枚の写真を見て覚えてもらい、さらに見せた写真256枚と同じか似ているかを答えてもらいました。

結果は、運動した人のほうが正答率がアップし、運動によって判断力と記憶力が上がったと考えられるとのことです。

運動によって前頭前野(思考を生み出す部位)が活性化することがわかっており、脳は体を動かすことで能力がアップすることがわかりました。

肉体が発するシグナル

運動を続けることでセロトニンやドーパミンなどの脳内物質の分泌量が増え、幸せな状態を維持しやすくなります。

外部の刺激に頼らなくても、体の中から幸せを感じられるように脳が変わっていきます。

脳が喜びや不安を感じるときは、環境からシグナルを受け取るのではなく、自分の肉体が発するシグナルを受け取ります。

つまり、肉体の状況が感情を生み出し、快不快を生み出すのです。

運動で身体機能を向上させることは、不安やうつに対抗する力を生み出すことにつながります。

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運動が健康には不可欠であるとは知っていましたが、脳にも関係が不快とは思いませんでした。

脳だけ別の臓器のようなイメージを持っていましたが、そうではないのですね。

運動の重要性がわかり、運動不足の毎日を送る自分へのプレッシャーがますます大きくなってきます。

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