「やめてみた。」(わたなべぽん 幻冬舎)を読みました。
コミックエッセイというのか、マンガの体裁ですが、作者の日常生活の中で気付いて行動したことが描かれています。
止めたこといろいろ
副題に「本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方」とあります。
炊飯器が壊れたことで、土鍋でご飯を炊き始めたわたなべさん。
次はテレビをつけっぱなしにすることを止め、掃除機を止めてフロアワイパーに。
ゴミ箱の数を減らしたり長財布を止めたりと、「考えてみれば必要ないのでは?」と思うことを止めていきます。
ファンデーション、ガードル、白砂糖、コンビニでの買い物など、止めたことは全部で31個。
ご本人も言っているように、あくまで本人には必要のなかったもので、他の人にとっては必要なものかもしれません。
なるほどなあと楽しみながら読めました。
私も同じ
中でも親近感がわいたのは、スマートフォンの使いすぎのところ。
何を見ているかというと、世界のおもしろニュースサイトとか悩み相談にユーザーがこたえるサイトとか。
私も「発言小町」が好きなので、ひとごとではありませんでした。
作者はスマホにハマりすぎて、夫から叱られます。
生活がだらしなくなっているし仕事に支障も出ているし、性格まできつくなってきていると。
反省した渡辺さんは、キツイ言葉が飛び交うようなサイトは見ないでおこうと決心するも、決めたそばから見たくて仕方なくなり、うずうずするところが笑えてきました。
しかし仕事中はスマホは引き出しに入れたり、寝るときは布団に持ち込むことを止めて目覚まし時計を使うなどして上手につきあえるようになっていきます。
そうなんですよね。私も「発言小町」で読んで腹の立つような相談事(モラハラ夫に悩む妻からの相談など)を読むと、精神的によくない影響があると感じます。
他にも
その他にも、「モヤモヤする友人関係」や、「すぐに「スミマセン」と言ってしまうこと」、「スケジュール帳が埋まるほど日々を充実させること」などを止めていきます。
こんな風に考えてしまうところ、自分にもあるなーと思いながら読みました。
テレビや雑誌、今ならSNSなどで「こうするのがいい」「こんな風に暮らさないと」と自分でも気づかないうちに影響を受けてしまっている人は多いのでは。
自分にとって大事なものは何かがわかると、楽に生きられるということです。
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