病院で採血されるとき、私はいつも緊張します。
どうやら私の腕の血管は細くて見えにくいらしく、採血しにくいようなのです。
結果、何度もプスプス針を刺されることがあります。
血管が見えにくくて申し訳ない気持ちもありつつ、うまくやって欲しいなとも思います。
血管を太くすることはできないけれど、「採血してもらいやすい血管」にすることはできるそうなのです。
採血されやすくするコツ
産業医である上野桃子医師によると、次のことに気をつけるといいそうです。
1.腕を温める
温かいところで血管は拡がるという特性があるので、腕を温めることで血流を増やすことができるそう。
温かい飲み物やカイロを肘の内側にはさんだり、長そでの服を着て肌が冷えないようにする、など。
2.心臓より下に腕を下げる
腕を下げることで血液を腕に集め、血管を広げることができます。
立った状態、座った状態なら手をだらんと下げておく、寝た状態ならベッドの外に腕を出しておきます。
3.親指を中にして握る
採血される側の手の親指を中にして握ると、手に力を込めて血液量を増やし血管を広げる効果があります。
さらに、こぶしを握っては力を抜くという動作を繰り返すと、握ったときに動脈を通じて血液が腕に集まり、力を抜いたときは静脈を通じて血液が心臓に戻ろうとします。
このとき腕が駆血(ゴムバンドやチューブを腕に巻いて血管を浮き上がらせること)されていると、その部分で血液がせき止められ、結果として腕の血流が増加します。
4.水分をしっかりとる
身体が脱水気味だと血管も細くなります。
検査当日は水やお茶を多めに飲んでおきます(合計1リットルくらい)。
飲水制限がある場合や、糖分を含むジュースなどは血糖値に影響があるので控えます。
5.深呼吸する
緊張すると交感神経が働いて血管は収縮してしまいます。
深呼吸して副交感神経を働かせ、体をリラックスさせます。
6.採決が成功した部分を伝える
前回採血がうまくいった部分がどこかを伝えます。
左右どちらの腕のどのあたりに採血しやすい場所があるかを知るだけでも血管を探しやすくなるからです。
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「また失敗されるのかな。嫌だなー」と思いながら腕を出すより、少しでも採血しやすいように自分でできることをしたほうがスムースにいきそうです。
次に採血されるときは、これらのことを試してみたいと思います。
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