誕生日石というものがあるのですね。
誕生石なら知っていました。
1月ガーネット、2月アメシストと、1月から12月までの各月にちなんだ宝石のことです。
これではなく、日にも石があるそうなのです。
湊かなえさんのレッドベリル
それを知ったのは小説家、湊かなえさんのコラムで。
湊さんの誕生日石は「ビクスバイト」、別名レッドベリルなんだそうです。
このレッドベリル、赤いエメラルドとも呼ばれ、アメリカ3大希少石の一つだそうです。
俄然欲しくなった湊さん、ちょうど友人にミネラルマルシェ(宝石や化石、隕石などの鉱物の展示販売会)に誘われました。
約80店の出店があり、宝石だけでも、種類も形状も加工の仕方もさまざま、値段もピンキリの中で、レッドベリルが見つかりません。
ある店でダメ元で聞いたところ、あるとの返事。
1辺4ミリくらいの四角い小さな石、限りなく赤に近い深いピンク色をしたその石で指輪を作ってもらうことにしたそうです。
2か月待って出来上がった指輪は心から満足できるものだったそうで、「暇さえあれば眺めてしまう」。
石言葉は「高次元の意識」。
湊さんは、「新しい価値観を与えてくれるという石が、私をどこに導いてくれるのか、楽しみで仕方ありません」と書いています。
緑の石
これを読んでちょっと興味を持ち、自分の誕生日石を調べてみました。
ネットで簡単に出てきましたが、サイトによって石が違っていることもあるようです。
あるサイトで出てきた石はグリーンの宝石でした。
ちょっと不思議な気がしました。
石の収集が趣味ではないのですが、今までにいくつか持った石が緑色なのです。
小学校の時にどこかで拾ったただの石が緑色できれいに見えたので、結婚するまで手元に置いていました(もしかしたら今でもどこかにあるかも)。
20代の頃友人と行ったフランスで、旅行の記念に卵型のマラカイトという緑色の石を購入。
奈良のお寺に行った時、トンボ玉でできたお香立てを買いましたが、これも緑色。
緑の石に惹かれるのは誕生日石のことがあるからかな?
小さくてもいいから自分の誕生日石を買い求めて、湊さんのように指輪にでもしたら楽しいかな、とチラッと思いました。
が、いやいや、止めておこう
私はアクセサリー類はほとんどせず、出かけるときは腕時計くらいしかつけません。
買ったところでタンスのこやしになるだけですね、きっと。
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