先日、NHKスペシャル「悲しみを癒やす人生レシピ 栗原はるみの“ひとり”ごはん」を見たとき、とても印象的な人が登場していました。
はるみさんの福島の友人が紹介した、水野ウメ子さんという87歳の女性です。
25年前に夫を亡くして以来、一人暮らしをされています。
家を訪れたはるみさんに料理を用意していたのですが、中でもはるみさんの興味を引いていたのがきれいな色の太巻き。
なんとブルーベリーを使っていて、その酸味が甘酢のような働きをしているそう。
学習発表会や運動会など、みんなで一緒に食べるときに作って持って行き、みんなに喜ばれていたそうです。
ウメ子さんの意欲ややる気、人をもてなす心に、はるみさんも感心していました。
60代ならわかる。(はるみさんより)10歳上。やらないし、やれないと言っていました。
そして、「尊敬する。自分もそうありたい。そうなりたい気がする」とも。
家をきれいに掃除して、花を活けて、あれこれ工夫した手を抜かない料理を作ってきたのでしょうね。
ずっと昔から。
だからこそ、自分の作った料理をみんなが喜んでくれたという幸せな記憶を持ち合わせていて。
87歳で、自宅に有名な料理研究家が訪ねてくるというご縁もある。
これまでの生き方が現れているんだろうな。
我が身を振り返って、ちょっとへこみましたが。
ウメ子さん、はるみさんと会ったことを、亡くなった夫にお土産話として持って行くと話していたそうです。
コメントを残す