好意でくれる野菜。本当はいらないのだけど

高齢の両親の様子を見に行ってきました。

4回目のワクチンも無事済んだ、と言いたいところですが、母は熱が出てしんどかったようです。

高齢でも4回目でも熱が出るんですね。

暑さで体力が落ちていたのかもしれません。

近所の友人

もうすぐ89歳になる母に、時々おしゃべりできる友達ができました。

同じ町内の人で以前からの知り合いですが、その人がご主人を亡くしてから親しくなったようです。その人も寂しいのでしょうね。

いい人なのですが、一つ母が困っていることが。

その人は畑を借りて野菜作りをしていて、収穫物をおすそ分けしてくれるそうなのです。

が、両親も年でそれほど食べなくなっています。

しかも母は以前より料理をすることがしんどくなってきているので、正直「要らない……」と思うようです。

やんわり「そんなに食べられへんから」と断っても、「家まで持って行ってあげるから」と。

買ったばかりのものと重なることもあるし、ただでさえ暑くて台所に立ちたくないのに早く食べなくてはいけないのもプレッシャー。

放置して食べられなくなってしまったら、それはそれで罪悪感を感じるみたいです。

好意なのは間違いないし、たくさん収穫でき過ぎて困っているならもらったほうがいいだろうけど、とのこと。

そして、もらいっぱなしも悪いので、何回かに1度はちょっとしたものをお返ししているそうです。

人にものを上げるのは難しい

私も何年も前、知り合いの人から家庭菜園の野菜を何度ももらって、心底困ったことがあります。

義母の知り合いだったため断る立場にないし、食べきれないし、食べ物を捨てるのには抵抗があるし。

だから母の気持ちはよくわかります。

もちろん野菜をもらって喜ぶ人もいると思います。

人によるということで、人にものをあげるのは難しいです。

友達とも会えなくなり

母と仲のよかった友達はみんな出歩けなくなってしまいました。

耳も遠くなって電話にもなかなか出てくれないとかで、もう亡くなっている人もいるかも。

「友達とは会える時に会って、思う存分仲良くしておいた方がいい。いずれ私のようになるよ」

と寂しそうです。

もらった野菜を持て余したとしても、近所に親しい人がいると安心できるので、このまま付き合っていて欲しいです。

読んでいただきありがとうございました。
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2 件のコメント

  • いつも興味深いお話をありがとうございます。
    飽食の時代なので、家庭菜園の野菜のおすそわけはありがた迷惑ですよね。
    とってもおいしいものが適量なら嬉しいですけど。
     
    家庭菜園の人はとにかく「あげる先」を探していますから
    「やんわり」断ってもだめなんですよね。
    いらない物をくれる人との関係を続けたい場合、
    もらったものを処分するしかないと考えています。
    「使い切れない」「料理しきれない」とこちら言っても、
    「あれを作ればいいじゃないか」「こう使えばいいじゃないか」
    「人にあげればいいじゃないか」とか、勝手なことを言ってきて、
    本当に迷惑です。
    私自身が「もらって迷惑」と思っているようなものを
    他の人にあげるなんて、ありえません。
    捨てるの一択です。
    いらないものをくれる人は、自分が背負いたくない「捨てる罪悪感」を
    人に押し付けているわけですから。

    • hinoeさん

      いつもコメントをいただきありがとうございます。

      hinoeさんも野菜をもらって困った経験がおありのようですね。
      >捨てるの一択です。
      そうですね。
      「捨てたくない」とか「もらいたくない」とか考えるからややこしくなるわけです。
      ありがたく頂戴して、食べきれなかった分は処分すると決めてしまえば余計なことを考えずに済みます。

      相手が何が好きかなんてわからないし、「あげる」のは難しいです、ホント。

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