お金持ちになるためには「自制心」が必要だそうです。
毎日の節約・倹約を実行したり投資計画を練って資産を作るには、その時の感情に振り回されていたら良い結果は出ないでしょうから、自制心が大事なことはわかります。
マシュマロ実験
4歳の子どもを対象に行われた実験があります。
テーブルの上にマシュマロを置き、その前に子どもを座らせます。
実験者は、「私が帰ってくるまでマシュマロを食べなかったら、もう一つあげる」と言って部屋を出ていきます。
マシュマロを食べずに我慢でき、もう一つ手に入れたのは全体の1/3程度。
彼らの自制心はその後も続き、マシュマロを食べてしまったグループに比べ、学業成績もよかったそうです。
この実験を見る限り、自制心は生まれついてのものと思ってしまいそうですね。
自制心がない・弱い人は、もう諦めるしかないのでしょうか。
自制心の鍛え方
自制心とは、自分の感情や行動をコントロールする力のこと。
自分で鍛えることができるそうです。
それは「瞑想」。
瞑想するときは呼吸に意識を向け、他のことを考えている自分に気が付くと、また呼吸を意識するようにします。
どこかに漂っていきそうな心を引き戻す。また漂いそうなら引き戻す。
これを繰り返すことが自制心を鍛えることになります。
そして、瞑想が自制心を鍛える効果があるもう一つの理由が、呼吸がゆっくりになること。
呼吸のペースを遅くすることは、脳と体をストレス状態から自制心を発揮できる状態に切り替えることに役立ちます。
呼吸のペースを1分間に4回から6回までに抑えることができると、ストレスに強くなることがわかっています。
睡眠不足に注意
自制心を鍛えるのに向いていないのは「睡眠不足」のときです。
睡眠不足の状態は、一時的に脳に障害を負ったようなものと言われています。
軽い酩酊状態と同じという研究結果もあるほどです。
自制心を鍛えようと考えるのは、しっかり眠った後にしたほうがよさそうです。
日々の生活に瞑想を取り入れて自制心を鍛えれば、余計な浪費もしなくなって着々と資産を増やしていける、はず。
お金のことだけでなく、ダラダラ長時間スマホを見る、ついスイーツを食べすぎる、入会したジムにほとんど通っていない、なんてこともなくなるかもしれませんね。
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