いつも行く美容院に行ったら、これまでアシスタントとして働いていた男の子がお客さんの髪を切っていました。
一人前になってくれて楽になりましたね、と美容師さんに言ったら、ホンマにそうですと笑っていました。
お客さんとの会話
私の髪を切ってくれている美容師さんはこれまでその店を一人でやっていたので、新米美容師さんの教育も担っています。
自分の仕事もしながら新米さんとお客さんとの会話を聞いて、あとで注意したりしているそうです。
気を遣う会話の内容としては、「ずっと不妊治療していて妊娠することができた」というような話だそう。
その場にいるお客さんで、同じような立場の人が聞いていたらと想像して、声を落とすなりするようにするのだそうです。
話している人にしたら嬉しくて人に聞いてもらいたいだろうし、お店の人にしたらお客さんに悩んでいる人がいたら気が気じゃないでしょうし、それは気を遣いますね。
私の座った椅子から一つ置いた椅子で仕事していた新米さん。
お客さんがけっこう突っ込んで話す人だったらしく、彼女がいると言わされたあと、「同棲せえへんの」と聞かれてモゴモゴ返事していました。
こうやって、なんでそんなこと聞かれなあかんねんということも聞かれて、だんだん一人前になっていくのでしょう。がんばれ。
聞きたくない話は
ところで、美容師さんは「映画の話は止めて欲しい」と言っていました。
なんで?と聞くと、「見に行こうと思っているのにおもしろなかったと言われたらテンション下がるから」。
いやそれ、お客さん関係ないだろうと思いましたが、ふとブログも同じかと気が付いてひやっとしました。
私は映画はあまり見ないのですが、読んだ本のことはけっこう書きます。
おもしろくなかった本については書く気になれないので書いていないと思うのですが、改めて気を付けようと思いました。
読んでくれている人が自分の好きな作家や本について、おもしろくなかったとあるのを見たら、やっぱり嫌な気分になるでしょうし。
おもしろかった、役に立ったと思う本だけ書くことにしよう。
ところでいつも思うことなんですが、この美容師さん、私にとってはカット技術がいま一つなんです。
もう店替えようと思いつつ、すごく悪いわけではないのでつい行ってしまう。
惰性で通っているようなものなんですが、迷う。
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