いいことを願うなら、ネガティブな言葉を口にしてはいけないと言われます。
言葉には言霊があるとも言いますね。
そうなんだろうなとは思っていましたが、それほど真剣に考えてはいませんでした。
いいこといっぱい
先日、夫と話していて、何の話の流れだったか忘れましたが、「結婚生活で嫌なこと多かった?」と聞かれました。
別に真面目な話でもなかったので、「いいこといっぱいあったよ」と答えました。
夫は「そうか」とにっこり。
驚いたのは、そう言った瞬間、私がすごく幸せな気分になったことです。
そうか、私の結婚生活はいいことばっかりで、すごく幸せだったんだな、と心の底から思えて、なんだか胸の中にキラキラしたものが生まれたような気分になったのでした。
悪いこともあったけど
結婚生活がいいことばかりでなかったのは確かです。
夫とケンカしたこともあるし、お給料が下がって青ざめたこともあるし、子どもを鬼のように怒って自己嫌悪に陥ったことは何回もあるし。
それ以上に楽しいこともあったのは事実で、そう口にすることでよかったことだけを見ることができたのかもしれません。
私は昔からどちらかというとネガティブな人間なのでこうした経験があまりないのですが、こんなにいい気分になるならしょっちゅう言おうかと思いました。
試しにやってみると
手始めに、「あの頃はよかったなー。笑ってばかりだった」と自分の若いころのことを思って言ってみました。
夫と話したときのような目覚ましい効果はありませんでしたが、「そうそう、楽しかったよね」というような、明るい気持ちにはなれました。
結婚生活同様、若いころも嫌なことも腹の立つこともありましたが、「よかった。楽しかった」と言い切ることで、悪い記憶は追いやられ、いいことだけが頭に浮かんできたのかもしれません。
いいことを考えるだけではなく、口にするほうがずっと効果ありそうです。
嫌な記憶も
実は最近、過去の嫌な記憶(それも大したことのない些細なこと)がよみがえってくることがあって、困るなーと思っていたのです。
そうなるのは、おそらく私がヒマなせいだろう、あるいは今のところ悩み事がないせいだろうと思っていたのです。
そうであっても、この「いいことを口にする」ことで嫌な記憶も追いやることができるかもしれません。
人前で独り言を言うのは気を付けたほうがよさそうですが、一人の時、いいことを口にするのは簡単にできる気分アップ方法ではないかと思います。
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