プロセス・シュミレーションで望む結果を手に入れる

ありましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

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望む結果を手に入れる方法として、「イメージ・トレーニング」があります。

一般的にイメージ・トレーニングというと、望む結果を想像する「結果シュミレーション」を指します。

でも、望む結果を手に入れるには、「プロセス・シュミレーション」のほうが効果的だと、心理学者の内藤誼人氏が書いています。

二つの違い

ゴルフで言うと、ボールがカップインして大喜びしているところを想像するのが「結果シュミレーション」。

「プロセス・シュミレーション」は、ボールを見つめながら、風に揺れる周囲の木々まで鮮明に思い浮かべ、ゆっくりとスイングし、打ったボールの軌道を目で追う。

ボールが地面に落ちて転がっていくのをイメージし、最後にカップイン。ここまで細かくイメージします。

アメリカの研究結果

米・カリフォルニア大学のシェリー・タイラーは、試験勉強をしている大学生を対象に実験を行いました。

一方のグループには「自分がとった点数をただイメージする」結果シュミレーションを、もう一方のグループには「勉強内容・時間・場所を具体的にイメージする」プロセス・シュミレーションをしてもらいました。

結果は、点数の実をイメージしたグループの平均点は67.61点。

勉強内容・時間・場所を具体的ンイメージしたグループの平均点は73.18点。

プロセス・シュミレーションのほうが望む結果を手に入れる効果が高いことがわかりました。

具体的にイメージするには

例えばお金持ちになりたければ、「お金持ちになっていくプロセス」をより細かく、より具体的にイメージすればいいそうです。

これだけを読むと、なるほど簡単、と思ってしまいそうです。

でも改めて考えると、「お金持ちになっていくプロセス」ってそう簡単には想像できません。

どうやってお金を稼ぐのか、それをどんなふうに増やしていくのか、今までお金に興味がなく何もやってこなかった人にとっては想像もつかないのでは。

テレビで見たことのあるお金持ちの豪邸や高級車、プライベートジェットなんかは想像できますが、これは単なる所有物で「お金持ちになるプロセス」ではありません。

プロセスを具体的に想像するとなると、かなり勉強が必要です。

だからこそ、結果が手に入る効果が高くなるのかもしれませんね。