やるべきことを先延ばしにして後悔することありませんか。
自分は「やることを後回しにするタイプ」「せっぱ詰まらないとやらないタイプ」と言いたいところですが、そんなタイプなどないそうです。
ただ自分の脳に「すぐやらない」ための情報を与えているだけ。
先延ばしばかりしている人は、自分でも気が付いていない原因があるようです。
睡眠不足
起床してから4時間後に頭がすっきり冴えているかどうかが、ちゃんと睡眠がとれているかの目安です。
十分寝たと思っていても、起床して4時間後にぼーっとしてたら睡眠の質が悪いということです。
睡眠不足で脳の働きが悪いときは、なんであれすぐに取り掛かることは難しくなります。
真似たくない人を見ている
脳は無自覚に他人のしぐさを真似ます。
これらの働きを担う神経群は「ミラーニューロン」と呼ばれます。
ミラーニューロンは、真似したい相手でも真似したくない相手でも同じように働くので、職場や家庭などに「すぐやらない人」がいれば自分も「すぐやらない人」になってしまいます。
そうならないためには、似たくない人を視覚に入れないようにするしかありません。
反対に、真似したい人やそうなりたい人がいる場合は、できるだけその人の言動やしぐさに注目するようにします。
失敗談を話している
「食事の後片づけを放ったままテレビを見てしまった」などと友人と会話することがあります。
日常会話では失敗談のほうが共感を得やすく会話も盛り上がります。
でも、先延ばしの感覚をあまり頻繁に言語化していると、先延ばしが増えてしまいます。
しかも、共感してくれた会話の相手にまで、先延ばしが伝染します。
いつもすぐやらずに先延ばししてばかり、というような会話には参加しないほうがいいのです。
「やらなかった」ことではなく、実行したことを口にし、脳に聞かせるようにします。
脳を疲れさせている
脳はすべての行動に対して筋肉から情報を集めて計画をたてるので、多くのエネルギーを消費します。
すると、疲れてしまった脳は、すぐにやるべき場面でも働けなくなってしまいます。
脳の消耗を避けるために、何も考えずにできることは毎日同じルーティンにする(朝ごはんのメニューや毎日着る服をパターン化するなど)、やらなくても困らないことはやらずに済ます(SNSのチェックなど)ようにします。
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日常生活を送る中で、「すぐにできない」原因が潜んでいることがあります。
自分を責める前にそれらを見直ししたいですね。
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