2ちゃんねるの創始者、ひろゆきさん。
彼の考え方に需要があるのか、最近、本屋にたくさん著書が並んでいます。
「無敵の思考」から一部をご紹介します。
労働者を引退するのはもう無理?
15年ほど前は、働いてお金を貯めて買ったマンションを貸し出して、賃貸料で暮らすことでラットレースから抜け出せると言われていました。
「金持ち父さん貧乏父さん」などの本で書かれていたことで、貯めたお金を投資で回すことで、労働者としての人生を引退するという考えです。
今でもFIREと言われる経済的自立・早期リタイアは人気があるようですね。
ただ今の時代、「ここまでお金を貯めたら労働者としての生活は卒業して、ゆっくり生活できる」というラインが見えなくなっている、とひろゆきさんは言います。
いくらぐらいのお金があったら満足した生活が送れるのかわからないので、お金持ちの高齢者がもっとお金を欲しがります。
お金を貯めてもマイナス金利で減るので、「ここまで稼いだら安心」というラインはどんどん遠ざかることになっているのです。
考え方を変える
ではどうすればいいかというと、
「安心できるまでお金を稼ぐことより、今の生活で満足できるように考え方をシフトする方が手っ取り早い」
ということです。
お金を稼いでも貯めても不安から逃れられないのなら、生活レベルを上げず、今の生活で楽しめるようにする、ということです。
高年収でも普通の暮らし
以前、世帯年収が3000万円以上の家庭でも、暮らしぶりは意外に普通だという記事を書いたことがあります。
高級車に乗るわけでも、高級レストランに足しげく通うわけでもない生活ぶりに意外な思いをしたものです。
こうした人たちも、ひろゆきさんの言うように「個人の楽しさや幸せとお金でも手に入るものをリンクさせてはいけない」ことを実践しているだけなのかもしれません。
つい、世帯年収が高い=高級なものを買ったり食べている、というイメージを持ってしまいますが、勝手な想像だったようです。
ひろゆきさんの「楽しさや幸せをお金を使うことで感じる人は幸せになれない」という言葉でもわかる通り、生活コストは上げない方がいいというのが彼の考え方です。
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