Eテレ「パリジェンヌの田舎暮らし」の「小さな小さな器」を見ました。
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お料理好きなイザベルさんは、食器もお好きなようす。
愛用の食器棚は、イザベルさんがデザインして、お父さんに作ってもらったものだそうです。
色鮮やかなサラダ
イザベルさんがランチ用に作ったサラダが、色鮮やかでとてもきれいなものでした。
切ったアボカドとマンゴー、紫玉ねぎをかき混ぜ、レモン汁とごま油をかけます。
パルメザンチーズをかけて出来上がり。
サラダの色を引き立たせるためにテーブルクロスや食器も白を基調に。
こういうところにも手を抜かないのは、イラストレーターというお仕事柄と、暮らしを大事にしたいからでしょうね。
どことなく日本的
イザベルさんが訪ねた陶芸作家は、マノン・クルーゾーさんという若い女性でした。
彼女は13歳で、陶芸こそ自分のやりたいことだと分かったという人。
祖父母が住んでいた村に住み、陶芸を続けているそうです。
マノンさんは小さな器が作りたかったそうですが、周りからは「小さすぎる。もっと大きなものを作らないと」と言われ続けたそうです。
そんな時に、日本人に「茶や酒にピッタリだ」と言われ、安心したのだとか。
イザベルさんも、マノンさんの器には日本的なものを感じるそうですが、マノンさん自身は日本に言ったことはないそうです。
マノンさんの作る器は繊細で小ぶりなものが多いようです。
「中に入れる液体の重さを感じられるように軽く」作っているそうです。
イザベルさんが買ったマノンさんの器には、「日常のひととき 喜びはいつもあなたと共にある マノン・クルーゾー」と書かれた紙が入っていました。
器の使い方
マノンさんの器の一つに水を入れ、白、赤、青の花(アネモネ?)の茎を短く切って浮かべます。
短いろうそくも入れて火を灯します。
食べるものだけを入れるのではない器の使い方を見せてくれます。
国の区別なく
日本との仕事もしているイザベルさん。
パンを焼くのに日本の焼き網を使ったりしています。
小豆はフランスでも「アズキ」として手に入りやすくなっているそうです。
小豆を煮て、日本の友人が送ってくれたお餅を網で焼き、ぜんざいを作ってマノンさんの器に入れていました。
「日本の」とか「フランスの」などの区別はなくなり、イザベル・ボワノさんが大事にする暮らし方があるだけなのですね。
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