座りすぎることが死亡リスクをあげることはよく知られるようになってきました。
日本人は世界的に見ても座る時間が長いそう。
「自分は大丈夫。ジムに行ったりランニングしているから」と思う人もいるでしょうが、長時間座ることのリスクは取り除けるほどの効果はないらしいです。
じゃあどうすればいいんでしょう?
座る時間と死亡率との関係
調査したのは京都府立医大の小山晃英講師ら(公衆衛生学)。
約6万人の成人男女の健康状態や生活習慣を追跡調査しているデータを用いて、座っている時間の長さと死亡リスクの関係を調べました。
座っている時間が1日5時間未満だったグループと比べると、同7~9時間未満のグループは約1.2倍、同9時間以上では約1.5倍、死亡率が高くなりました。
全体では、1日に座っている時間が2時間長くなるごとに、死亡リスクは15%上がることがわかりました。
高血圧、脂質異常症、糖尿病のいずれかや、複数を抱えていると死亡リスクはさらに高くなりました。
運動の効果は小さい
余暇の運動量が死亡リスクを下げるかどうかも調べられました。
もっとも運動量が多いグループでも、下げられた死亡リスクはたった3%程度。
運動自体はよいことだけれど、長時間座ることの悪い影響を取り除くような効果はないということです。
死亡リスクを下げるには
調査した小山さんによると、死亡リスクを下げるためには、
1.座る時間自体を減らす
2.座っていても筋肉を動かす
この2点をあげています。
パソコンに定期的にアラートが出るようにして、室内で立ったり歩いたりすることを勧めています。
小山さん自身は、立ったまま使うタイプの机を取り入れているそうです。
座ったまま足を動かすのも効果があるとか。
貧乏ゆすりや、足裏を刺激する突起のついた健康グッズや青竹を置いて足踏みする方法もあります。
いまだ生活を変えられず
私が「座りすぎは死亡リスクを上げる」ことを聞いたのは、もうずいぶんと前。
趣味は読書で、パソコンでネットサーフィンするのが大好きな私はドキッとしました。
一日の大半を座って過ごしている自覚があったからです。
これではいけないと思いながら生活を変えることなく過ごしています。まずい。
でも、「座りながら足を動かす」程度のことなら今日からでもできそう。
そして、せめて毎日外に出て歩こうと思います。
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