初心者にもかかわらずシャツを作ろうとして四苦八苦。
どうも衿付けがうまくいきません。
身頃や襟を裁断し直しましたが、それでもうまくいかないんですよね。
何が間違っているのかもわからずに立ち往生しました。
諦めた
結局、作るのを諦めることにしました。
いつかどこで間違ったかわかれば再開するかもしれないので、生地は途中のまま置いてあります。
安い生地を買ったのがせめてもの慰めです(もったいないけど)。
私には難しすぎたのかなとがっかり。
ソーイング上手な人のブログには素敵な作品があふれていて、比べる必要はないと分かっていても、まともに作れなかった自分がカッコ悪く感じられます。
ソーイング始めたなんてブログに書かなければよかったなーなんて思っていました。
徒然草
そんなときに若宮正子さんの「独学のススメ」という本を読んだのですが、そこに吉田兼好の「徒然草」のことが書いてありました。
吉田兼好は、
「芸事を身につけようとするひとは、よく『うまくないうちはひとに知られないようにしよう。裏で練習してうまくなってから人前に出よう』と思いがち。
でもそういうひとは、なんの芸も見につかない」
と言っているそうです。そして、
「不完全な頃から、うまいひとの中に混じって、けなされたり笑われたりしても恥じないで平然と稽古するひとは、最終的には名人の境地にいたる」
のだそうです。
次に進む
それにしても、鎌倉時代の昔から、失敗したり下手なことを知られたくない人がいたのですね。
なんだか親近感。
失敗=恥ずかしいこと、という思い込みを持つ人が昔からいたのでしょう(私にもあります)。
上達する人は、周りの人の反応など気にせず稽古するということですね。
私も兼好さんの言うことを聞いて、失敗しても次に進もうと思います。
いや、名人の域に達したいなんて思っていませんが、外に着ていける服が作りたいのですよ。
完成すればブログにも載せたいし。
どうせブログに載せるのなら、作ったものだけでなくどこで失敗したとか何が大変だったとかも書いたほうが面白いでしょうし(需要があるかどうかは疑問)。
ということで、新たに生地を買って(安いもの)、別のものを作ろうと思います。
今度は謙虚になって簡単そうなものにします。
シャツはしばらく封印です。
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