ケンカした両親のその後

両親の様子を見に行ってきました。

父とケンカした母からは「しばらく来なくていい」と言われていたのですが、ようやくお許し?が出ました。

会話はある

行ってみると、二人とも普通に会話しています。

と言っても、和気あいあいとしているわけではなく、最小限の会話はあるかなという程度。

父に対する母の言葉にはトゲがありますが、これはもう仕方ないですね。

私が二人の間に混じっても、冷え冷えとした空気に凍り付くということはありませんでした。

どうやって

父に猛烈に腹を立てていたのに、どうやって気持ちを収めたのか母に聞くと、「この人は育ちが不幸だから仕方ないと思うようにした」というのです。

父の父は毒親ぽい人だったようですが、そんなこと60数年前から分かっていたことだと思うのですが、何を今さら?

母の話には時々こういうことが起こります。

娘の私には聞かせないほうがいいと思って肝心な部分を話していないのかもしれませんが、聞いているほうは何だかよくわからない~となります。

でも突っ込んで聞くのは止めました。

聞かないほうがいいような気もするし、聞いても仕方ないようにも思うし。

母が言うように、「どっちかが死ぬまでこんな感じでいく」のでしょうから、ケンカしたからと言って振り回されずに静観することにします。

いずれ、また腹を立てて口をきかなくなることがありそうです。

自分のことはわからない

母も知り合いから夫婦ケンカの話を聞くことがあるそうで、「片方だけの話では実際のところは何とも判断つかない」と、人のことだと冷静に聞けるようです。

いざ自分のことになると、父が一方的に悪者になるのはなんで?

あげく私に対しても「今は夫婦仲がいいかもしれないけど、××さん(夫)が定年してずっと家にいるようになったら、どうなるかわからへん」と。

はいはい、そやね、と言っておきました。

確かに、ずっと顔を突き合わせるようになると予想以上にしんどいかもという気はしています。

しかし、両親みたいに人生の終わりが近づいてギスギスするのは何とか避けたい。

もしかして、あんなふうに相手に腹を立てて口をきかなくなったり和解したりの繰り返しが、脳への刺激になっているとか?

いや、まさかね。

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