料理研究家の栗原はるみさん、新しい雑誌「栗原はるみ」が3/4に創刊されます。
それに先立って、Yahoo!ニュースでインタビュー記事が公開されました。
「料理とは、自分の人生そのもの」―主婦目線の「おいしい」をとことん信じる、栗原はるみの流儀
何十回もの試作
レシピ本「ごちそうさまが、ききたくて」は、続編と合わせて200万部以上売れました。
最初に人気が出たのがさばそぼろ、次がにんじんとツナのサラダ。
それを見て、自分の強みは特別なことじゃないんだと知ったそうです。
おしゃれしすぎず、材料も多すぎないこと。
そして、一番大切にしているのが分量、数字を見極めること。
そのために理科の実験のように何十回も試作するそうです。
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4年前に始めたインスタグラム、現在のフォロワーは64.7万人。
ときに1000件を超えることもあるコメントは全部目を通し、みんなからのメッセージに勇気づけられているそうです。
「これを見ていると、世の中って捨てたんもんじゃないな、って思うの。いい人が多いなあって」
やりたいこと100個
2019年に夫の玲児さんを亡くしたとき、はるみさんは眠れなくなり、食べられなくなりました。
抜け殻のようになり泣いてばかりだったけれど、少しづつ前を向けるようになってきているそうです。
息子の心平さんに勧められたのは、「残りの人生で“やりたいことを100個”見つける」こと。
はるみさんのスマホには、「やりたいこと100」と題したメモが。
1韓国語を学ぶ
2パソコンを学ぶ
3i-Phoneを学ぶ
4睡眠が取れるすべのことを見つける
5自分のベスト100曲
6佐野元春さんに会う
7キッチンの改装
8洗濯場を改装
9日本のワインを学ぶ
10仕事部屋を変える
11日本酒を学ぶ
12花の名前を覚える
花図鑑を作る
13魚の名前を覚える
14一人で行ける好きなレストランを見つける
15一人ご飯の本を作る
……
40くらい書いて、8個はもう始めているそう。
一生懸命、前に進もうとしているのが伝わりますね。
「年取って卑屈にならないようにね、自分の道をスイスイ行かなくちゃ」
料理とは
生涯現役で料理家を続けるつもりのはるみさん。
家族やファンの人に喜んでもらう気持ちもあるけれど、最後には仕事はやはり「自分のためにやること」。
いいことも、つらいことも、いろんなことが人生に起こるけれど、すべては自分のため。
料理とは、「自分の人生そのもの」だと言っています。
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私ももうすぐ肺がんで旅立つかもしれない夫と二人暮らしですが、だんだん弱っていく夫を見るのは辛いです。連れそって46年になります。辛くてはるみさんのブログを何度もみています。まだ亡くなっていなくてもこれからの事を考えると暗くなります。はるみさんの料理とか人柄が大好きですだからはるみさんのように強くなりたいですが
三枝木さん
大変つらい思いをされているのですね。
重病の人の看病は、経験者にしかわからない肉体的、精神的な負担があるのだと思います。
栗原はるみさんも、夫の玲児さんを看病されていたときは憔悴していたそうです。
玲児さんが亡くなられてからは泣いてばかりだったと。
徐々に元気になってこられたようですが、それだけの時間が必要だったということかもしれません。
経験のない私が勝手なことは言えませんが、ご家族やお友達など身近な人に辛い気持ちを聞いてもらうことはできないでしょうか。
少しでも気持ちを吐き出せば辛さが和らぐのではないかと思うのですが。