人は朝起きてから夜寝るまで、1日に何千回もの「選択を」しているそうです。
起きる時間から着る服や食べる物を選ぶなど、「決める」という行為はすごくエネルギーのいることなのだそうです。
スティーブ・ジョブズがいつも同じ黒のタートルネックを着ていたことは有名ですが、あれは「今日は何を身につけるのか」ということに頭を使いたくなかったからだと言われています。
朝着る服を決めるという些細なことでも脳に負担がかかり、判断力が鈍るのだそうです。
ジョブズほどでなくても、自分にとってどうでもいいことは、できるだけ決めずに済ませたほうがいいのです。
そうすれば、もっと大切で、決めなくてはいけないことへエネルギーを向けることができるようになります。
悩むくらいならやめる
毎日やめようかどうしようかと悩むような生活習慣は、やめておいたほうがいいというのは産婦人科医の高尾美穂先生。
例えばお酒。
飲み過ぎる傾向のある人は、今日は止めておこうかな、でもやっぱり飲もうかなと悩むかもしれないけれど、それは時間の無駄なので、いっそお酒をやめると決めてしまう方が時間とエネルギーの浪費を防げるそうです。
タバコのように百害あって一利なしなものは、さっさと止めることを決めたほうがいいし、人によっては甘いものを食べることも入るかもしれません。
ルーティンを増やす
ミニマリストの人が私服の制服化していますが、選択を減らすという点では理にかなっているのですね。
選択が多すぎると脳が疲労してしまうそうです。
そうならないためには、「ルーティンを増やすこと」が有効だそう。
ルーティンにしてしまうと、いちいち考えたり選択しなくても済みます。
ルーティンが多い人ほど幸福度が高いという調査結果もあります。
この調査をした研究所は、「ルーティン化できたという小さな成功体験の積み重ねが幸福度の一つのポイントになる」と言っています。
もしかしたら、ルーティンが多いことで「選択」が減り、大事なことにエネルギーを向けられるために幸福度が高くなっているのかもしれません。
日常生活の中で、「どうしようか迷う」ことはよくありますが、脳を疲労させているとは思いませんでした。
やるべきこと、やらなくていいことを整理する必要があります。
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