少し前のNHK「トリセツショー」で呼吸のことを放送していました。
不安や肩こり、冷え性などのプチ不調を抱える人は、肺を十分に使えていないそうなのです。
体の不調と肺(呼吸)が関係するなんて、なんだか不思議。
老いた肺、若い肺
息を吐いたときに肺の中に残る空気の量を「機能的残気量」といいます。
これが多いと新しく吸える空気の量が減るので、浅く速い呼吸になる傾向があります。
そして「機能的残気量」は老いとともに増えるので、年取ると浅く速い呼吸になりがちです。
若い肺ほど深くてゆっくりした呼吸になります。
不調の原因
呼吸を司るのは脳の偏桃体です。
浅く速い呼吸をしていると、この偏桃体が興奮します。
すると交感神経を通じて、心拍数が上昇し、血管が収縮します。
その結果、血流が悪くなって肩こりや冷え性の原因になると考えられます。
逆に、ゆっくりした呼吸のときは副交感神経を通じて心拍数低下、血管拡張が起こります。
血流がよくなり、コリや冷え性が解消します。
偏桃体は怒りや恐怖などの感情も司ることから、呼吸数を減らすと不安感やストレスの解消ができると考えられます。
呼吸ストレッチ
呼吸を減らすために番組がおすすめしているのが呼吸ストレッチ。
肺自体は伸び縮みできず、肺を伸縮させているのは呼吸筋と呼ばれる筋肉。
この呼吸筋を柔らかくし、意識しないでも自然に深いゆっくりした呼吸ができるようになるとか。
ストレッチの仕方は公式サイトでご覧ください。
4種類のストレッチが載っていますが、1セットを5回ずつ。
朝昼晩の1日3回を、まずは1か月続けることを勧めています。
不調がある
私自身、呼吸が浅い自覚があります。
食事の準備で台所に立っているとき、軽く息を止めているようなこともあって、慌てて深呼吸したり。
不安感があるのもそのせいなのかな?
夜中に目が覚めると、なんとなくあれこれ考えて眠れないことも。
肩こりや冷え性も若いころからありますが、呼吸とからめて考えたことはありませんでした。
番組を見て、これはストレッチをやった方がいいと何日かやりましたが、ついサボってしまって続いていません。
また気持ちを新たにして始めてみようと思います。
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