シニア世代が生きがいを感じられるお金の使い方とはどういうものでしょう。
シニアとひと口に言っても、独身から配偶者との二人暮らし、子ども世帯との二世帯など、また孫がいる、いないなど状況はさまざま。
ファイナンシャルプランナーの辻村洋子さんが、シニア世代に聞いた結果を書いています。
自分のため編
・家事労働を少なくするための家電(ロボット掃除機、食洗機、洗濯乾燥機など)の購入
・できるだけ快適に過ごせるように家をリフォームする
・好きな仕事を続けていくための自己投資(書籍購入や定期的な美容院代)
・押し活で好きなスターのグッズを買い、全国ツアーも行く
・サブスクリプションを利用して、映画、音楽、読書を存分に楽しむ
・健康維持のため、食事やスポーツクラブにお金をかける
・歯の健康のため、定期的に歯科医のチェックを受ける
・趣味の教室に通ったり、仲間と旅行したりする
シニアは子どもの教育費もかからなくなり、住宅ローンが終わっていれば自分にお金をかけられる世代。
これまで「やりたい」と思いながら我慢してきたこと、これからの自分への投資に楽しそうにお金を使っているなと思います。
年を取りすぎると動けなくなるかもしれないから早いうちに、という焦りもあるかもしれません。
人のため編
子どもや孫、友人たちにお金を使う人もいます。
・離れて住む子どもや孫に、定期的に宅配便を送る
・近くに住む子どもや孫に、料理を手作りして届ける
・友人や家族との外食、大切な人へのプレゼント
・孫への誕生日やクリスマスのプレゼント
・子どもが家を買う援助をする
・孫の教育費の援助をする
内閣府の「高齢者の日常生活・地域社会への傘下に関する調査(令和3年度)」の「現在どの程度、生きがい(喜びや楽しみ)を感じているか」という問いに対して、
60~64歳の男性71.6%、女性85.2%、65~69歳の男性79.5%、女性77.8%の人が生きがいを感じているという結果が出ています。
お金を使った後に幸せな気持ちになるのは、人のために使った時だという研究結果があるそうです。
さらなる「生きがい」を感じたいのなら、人のために使うのがいいかもしれませんね。
寄付とかクラウドファンディングとか。
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