Eテレで不定期に放送される「カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし」。
今回の「旅は心のストレッチ」では、児童文学者の角野栄子さん(87歳)が下関を訪れていました。
ピンク多め
冒頭、旅支度をする角野さんが写ります。
持って行く着替えはピンク。
浴衣は嫌いだそうで、白いTシャツとダブルガーゼのパンツ(ピンク地に白の水玉)をパジャマ代わりに持って行きます。
それらをピンクの花柄の布でくるんでいました。
角野さんと言えばワンピース。軽くてシワにならず、ストレスの少ない服がお好みだそう。
下関で飛行機から降りた角野さん、薄手のコート(撮影は5月)、帽子、マスクが淡いピンクで、メガネのフレームと靴下が濃いピンクという装いでした。
本屋を営む友人
下関はもう20回以上も訪れている、お気に入りの街だそうです。
関門海峡の風景は、「オランダのよう」。
40年以上も下関の町で子どものための本屋さんを営む、横山眞佐子さん(75)とは30年以上の友人。
お店には7000冊もの児童書があるそうです。
横山さんとあれこれ絵本を手にとっては語らう二人。楽しそうです。
角野さんの子ども時代は何もなかったので、想像力がおもちゃだったと言います。
今は魔法が少なくなっている。昔は暗闇に不思議があったけれど、今はどんどん明るくなって、おびえたり探ったりできない。
でもそれが今、本にあると思っていると語っていました。
巌流島と小学校へ
翌日は連絡船に乗って巌流島へ。
宮本武蔵と佐々木小次郎が戦った島ですね。
いつも持ち歩いている黒皮の手帳にシロツメクサをはさんだり、ベンチに座って海の風景をスケッチしたり。
旅先ではカメラよりもスケッチする方が多いそうです。
次の日は小学校で講演会。
角野さんの書いている「小さなおばけシリーズ」に出てくるアッチというおばけがプリントされた赤いワンピースを着て登場。
子どもたちの歓声に迎えられ、お話をしたり、なぞなぞをしたり。
2泊3日の下関の旅でした。
角野さん、「死ぬまで書くから、頭が動く間は。それしかないし」と言っていました。
87歳になってもお元気なのは、明るい色のワンピースを着ているからではなく、死ぬまで続けたいと思う仕事をしているからでしょうね。
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