こんなに空いているのになぜ隣に?トナラーの心理とは

電車やカフェで、ガラガラで席はいくらでも空いているのに、あえて隣に座る人。

「トナラー」と呼ばれているそうです。

もともとはガラ空きの駐車場で隣に停める人のことを指した言葉だそうです。

この経験、ある人も多いのでは。

トナラーについてのAERA dot.の記事を読みました。

パーソナルスペース

別に迷惑をかけられているわけではないし、どこに座るのもその人の勝手。

そうわかっていても、他にも空いているのに隣に座られると思わず「なんで?」と言いたくなってしまいます。

認知科学研究所所長の匠栄一さんによると、そう感じてしまうのは自分のパーソナルスペースを侵されたと感じるためのようです。

自分が快適に過ごすための空間「パーソナルスペース」の広さは環境や状況で変化するそうで、ガラガラの電車や空いているカフェでは自分のテリトリーと認識する範囲は広くなるとか。

だから、隣に来られると思わずムッとしたりするんですね。

トナラーが意識しているのは

ところが、認知の特性で、こうしたパーソナルスペースの概念が希薄で、侵したり侵されたりすることに無頓着な人が10人に1人くらいの割合でいるそうです。

彼らは何の悪気もなく、自分のこだわりで席を選んでいるようで、こうした人たちがトナラーとみられているようです。

記事には、以前に電車で何気なく座ったところ、隣の人が不服そうな顔をして移動していったことが何度かあったという、20代会社員男性の話が載っていました。

彼は、飲食店で「なぜ隣に?」と苦言を呈されたこともあるそうです。

彼によると、悪気は何もない。

ただ電車ならここ、バスならここ、よく行くカフェならここ、と気に入っている席があるのだとか。

空いているなら周りの状況に関わらずそこに座りたいし、埋まっていても空いたらすぐに移動できるよう、近くに座りたいとのこと。

最近は気を付けていると言いつつ、車両全体がどのくらい空いているかより、座りたい席の周辺に意識が向くらしいです。

とにかく座りたい席に座りたいのですね。

なるほど。なんとなくわかった気になりました。

こうした感覚って人によるので難しいですね。

すごく気になる人も、それほどでもない人もいるでしょうし。

読んでいただきありがとうございました。
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