「こんな風になりたい」という理想像を持っていても、どうすれば近づけるのかわからないことがあります。
そんなときに効くのは、「フリをする」ことだそうです。
アイデアマン
プランナーの中村修治さんは、「中村さんのようなアイデアマンになるにはどうすればいいのですか」という質問に対して、
「“できるフリ”を続けてみましょう」
と答えています。
質問者さんは、アイデアを出しても社内で説得できないことがあると悩んでいます。
中村さんによると、それは常日頃からアイデアマンのふりをしていないから。説得できるトークのふりをしていないから。
なのだそうです。
そしてひとこと、「どんなプロも最初は知ったかぶりですよ」と言っています。
あの村上春樹も
世界的作家の村上春樹もこう言っているそうです。
「タフになるには、まずタフである演技をすることです。きちんと一生懸命演技をする。ふりをする。
そんな演技を長くきちんと続けているうちに、じっさいにタフになれます。ほんとですよ。やってみてください。人格とはほとんど役柄のことなんです。」
人格とはほとんど役柄のこと……。
もしそうなら、自分でどうにでも変えることができますね。
優雅な大人
この「フリをする」、ラジオDJの秀島史香さんも実行しているそうです。
誰かの言動にイライラしたり、トラブル続きで八方ふさがりに思えるような時、自分が思い描く「優雅な大人」のフリをするそうです。
すると、「世の中いろんな人がいる」と思えたり、「これも一つの人生体験」と捉えられるようになっていく。
そして続けていくうちに精神的に強くなり、人に対しての勝手な期待値も下がっていくそうです。
こうした気持ちの上に、「優雅に見える行動」も上乗せしていくそうです。
ドアで鉢合わせしたら「お先にどうぞ」、ご近所さんにはさわやかに挨拶、誰かに失礼なふるまいをされても自分の機嫌は左右されない、など。
望みの姿を
上記の3人の話を読むと、仕事でも性格でも、フリをすることで望みの姿を手に入れられるようです。
アイデアマンのフリをすると、アイデアマンになれる。
タフであるフリをすると、タフになれる。
優雅な大人のフリをすると、優雅な大人になれる。
おもしろいですね。
お金持になるにはまずはお金持ちになったつもりで行動する、と読んだことがあります。
それも同じことかな?
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