節約生活が人気のブロガー、紫苑さん。
いろんなメディアで紹介されて有名になりましたね。
今さらですが、「71歳、年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活」(大和書房)を読みました。
衣食住の節約
紫苑さんの年金は月5万円弱。
本には2022年1月の家計簿が載っています。
食費10150円、水道・光熱費9010円、通信費7510円、特別出費積立金(介護保険、健康保険、NHK受信料、固定資産税などの月割り)10000円など、合計42871円。
美容費は以前のものを使い、衣服費も自分で作る・リサイクル品で楽しむなどで、ほぼゼロ。
胸肉やイワシ、サバ缶など安くて栄養価の高い食材を使っての食費の抑え方や、洋服のリメイク法など、いろんな節約方法が載っています。
DIYもお好きなようで、キッチンの棚を進化させたり、カラーボックスに扉を付けたり。
本棚を横向きに置いて処分するつもりのチェストの引き出しを入れて使っているのは、いいアイデアだなと感心しました。
中古住宅購入
紫苑さんがこの金額でやっていけるのは、住居費がかかっていないからのようです。
それまで住んでいた公団の家賃13万円を負担に思うようになって購入したのが、築40年の二階建て中古住宅。
集合住宅のように修繕費の積立などはありませんが、その分自分でやらなくてはいけません。
紫苑さんも引越しした後、住宅診断士の人に家を見てもらっています。
外壁や門の周辺のヒビや崩れと床下収納庫作り(修理などで潜ることがあるのであったほうがいいと言われて)で、合計5万円ほどかかっています。
家賃の心配をしなくてホッとしたのもつかの間、引っ越ししてしばらくは急な階段の上り下りが面倒で、憂うつな気分になったとか。
でも一軒家は外に出ようと思えばすぐ出られるため、家の近くの朝市と外散歩で乗り切ったようです。
今では、近くの土手の階段60段を2回上り下り。すっかり足も強くなったそうです。
節約生活を楽しむ
紫苑さんの暮らしは、本の写真を見る限り手作り感あふれていて、家計の数字との違和感がありません。
こうした生活を楽しんでいるのが伝わってきて、温かい気持ちになれます。
老後のお金が足りなくて不安になっている人には、「自分でもなんとかできそう」という励ましになるのではないでしょうか。
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