嫌なことが頭の中でぐるぐるすることがあります。
家庭や職場に「イライラする人」がいるときは、寝つきまで悪くなります。
心理カウンセラーの大嶋信頼氏がこういう場合の対処法を教えてくれています(ダイアモンドオンラインの記事より)。
客観的情報を集める
大嶋氏が言うには、イライラする相手の「観察日記」を書くといいそうです。
実際にノートに書かなくても、頭の中だけでも大丈夫。
観察日記には、主観ではなく客観的な情報を集めます。
「〇〇さんは不機嫌そう」「私を攻撃してくる」「あの人は落ち着きがない」「だらしない」などは、主観的な情報になります。
例えば、
・「落ち着きがない様子で貧乏ゆすりをしていた」ではなく、「椅子に座った状態で足を90度に広げて、右足のつま先を軸に足を上下に、およそ1秒間に3回の割合で動かしながら、視線を私のほうに5秒向けていた」。
・「嫌みばかり言う」ではなく、「〇〇と10回言った」。
・「朝早くにメールが来た」ではなく、「朝6時15分にメールが来た」。
・「姿勢が悪い」ではなく、「体を30度前に倒して」。
・「トイレに頻繁に行っていた」ではなく、「45分おきにトイレに行ってた」
数字で表せることを意識すると、客観的な情報を集めやすいそうです。
観察日記で客観的な情報を集めるようになると、それまで見えなかったものが見えるようになり、わからなかったことがわかるようになっていくとか。
そればかりではなく、周りの人や環境まで自分の都合のいいように変化していくそうです。
嫌な所が拡大
「嫌いな人」に対して抱く気持ちはイライラやモヤモヤ、ドロドロした怒りなど、とても感情的なものですから、そもそも相手をちゃんと見ていないのでしょう。
「嫌な部分」が拡大して、全部が嫌になってしまっているのだと思います。
「客観的な情報」を集めるなら自分の感情は横に置いておかないといけないので、冷静になれる気がします。
今の私はそれほど「嫌いな人」がいないので(人付き合いがない)、実際に試してみることができないのが残念。
会社の上司が大嫌いだった20代、ママ友との付き合いに疲弊していた30代に知りたかったな。
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