いつもポジティブな気持ちで暮らすことができればいいですが、ネガティブ感情はすぐに入り込んできます。
ネガティブ感情は反芻し、ポジティブな感情はシャボン玉のように消えやすいそうです。
ネガティブ感情をなくすためには感情の切り替えが必要になります。
カウンセラーの柳川由美子さんによると、ネガティブ感情をポジティブ感情に切り替える方法には5つあるそうです。
それは、「運動」、「音楽」、「フローな状態」、「書く」、「呼吸法や瞑想」の5つです。
5つの切り替え方法」
「運動」をすると脳内ホルモンのベータエンドルフィンが分泌され、一種の幸福感を感じることができるそうです。
「音楽」を聴いていると、ネガティブなことなど消えてしまったように感じることは多くの人が経験することでは。
「フローな状態」というのは、とにかく時間も忘れて没頭できるものに取り組むこと。
カフェの窓から歩く人たちの姿をぼーっと観察するのが好きとか、お皿洗いをして水が流れていくのがとにかく好きなど、好きなことなら何でもいいそうです。
「書く」には2種類あるそうで、1つはジャーナリングという方法。
1日の中で15分ほどの時間を取り、嫌なことがあったら感情のままに吐き出しノートに書き殴ります。
ネガティブな感情をそのまま吐き出してしまうと、それがプラスに働いて客観的に自分を見られるようになることもあるとか。
ジャーナリングは、いわば浄化作用です。
もう1つの方法は「1日の中でよかったことを3つ書く」というもの。
1週間続けたら幸福度がアップすることも実証済み。
「呼吸法や瞑想」は、心をリラックスさせます。
五感を使う
柳川さんによると、「五感を使う」ことが大事とのこと。
過去や未来に意識を向けてばかりいると不安を感じてしまうようです。
散歩をするときも不安や思考にとらわれるのではなく、緑がきれいと感じる、鳥のさえずりに耳を澄ます、空気の匂いや花の匂いを嗅ぐ、木を触ってパワーを感じるなど、五感で何かを味わいながら歩くと不安は消えていくと言っています。
この「五感」について以前読んだ文章を思い出しました。
キャリアデザイナーの人が、「会社は五感で選ぶといい」と言っているという内容でした。
この人はフランスの人なのですが、日本人は五感が驚くほどダメになっているとも。
五感を目覚めさせ鋭敏にするには、季節を感じ、自然を感じることだそうです。
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