コスプレの楽しさって、自分とは全然違う人になれることではないかと思います。
ところがコスプレすると別人になった「気がする」だけでなく、実際の行動までも変わってしまうそうです。
コスプレで心理が変わる
アメリカ・アーカンソー州立大学のロバート・ジョンソンは4人ずつのグループを作って実験を行いました。
先生役と生徒役にわけ、先生役は生徒役が答えを間違えるたびに電気ショックを与える事になっていました。
生徒役はサクラがやると決まっていたので、実際には電気ショックは流されず、痛がるふりをしていただけです。
先生役は、KKK(クー・クラックス・クラン)というアメリカの秘密結社が来ているコスチュームと、ナースが着ているコスチュームの二つのコスプレをさせられました。
結果、KKKのコスプレをしているときは、強い電気ショックを選ぶ人が増えたそうです。
ナースのコスプレのときは弱い電気ショックを選びました。
コスプレは着ている人の心理を大きく変えるということがわかります。
服装で中身も変えられる?
この実験はコスプレの悪い影響についてでしたが、いい影響を与えることもできるのでは。
「いかにも」な服装をしていると、中身のほうも服につれて変わっていく可能性があるかもしれません。
例えば。
バリキャリ風の装いで仕事していると、そのうち本当に「できる人間」に変わっていく。
家のことは完璧なおしゃれママ風にしていると、その通りになっていく。
陶芸とか手織り作家風の恰好をしていると、いつしかモノづくりに目覚めていく。
いや、知らんけど。
でも、「自分はこういう人間だ」「こうなりたい」との考えが服を選ばせるのだとしたら、服と人とが馴染むころには中身も変わっているのかもしれません。
周りもそういう目で見るでしょうし。
人柄とか性格に比べ、服装ってわかりやすいですものね。
自分の場合
ところが、「なりたい」イメージを服装で体現しようにも、私はそのイメージが固まらないという困った状況。
今後どうなりたいんだろう?
シニア世代を取り上げた雑誌をパラパラ見ることがありますが、「こういうのじゃないんだよなー」と思うのです。
雑誌に載るくらいだから、みんな、おしゃれなんですよ。
こうじゃないと思うということは、おしゃれになりたいわけではないらしい。
でも、「暑さ寒さをしのげて、動きやすければいい」というのもちょっと寂しいですよね。
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