脳出血を発症してから8カ月が近づこうとしていますが、夫の左手はまだ動きません。
リハビリを受けてマッサージやストレッチをしても、腕の可動域が広がるだけで動くようにはならないそうです。
動かすには「使うこと」が大事なのだそうです。
これが意外と難しいです。
夫のように利き手の右手が動くと、ご飯を食べるのも、字を書くのも、キーボードを打つのも片手で事足りてしまい、何が何でも左手を動かそうとはなりません。
どうしてもできないことは私がやってしまいますし。
歩けないときに誰しも切実に思う、「自分でトイレに行きたいから必死で歩く練習をする」というような必要性がないんですよね。
でも、こんなこと言っているといつまでたっても動かないので、とりあえずティッシュを使ったら、ゴミを左手に乗せてゴミ箱に捨てに行くようにしてもらっています。
先日、夕飯を食べているとき、ご飯が少なくなったお茶碗が動かないように左手をテーブルに置いているのを見て驚きました。
これまでは左手をテーブルに乗せようとしても、すぐに膝の上に落ちていたのです。
まだ「置く」だけですが、根気よく続ければそのうち動くようになっていくかも。
地道なリハビリと「使う」こと。
続ければ、きっといつかは。
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