突然、過去の嫌な思い出が頭の中に浮かんでくることってありませんか?
忘れよう、考えたくないと思うのに頭の中から消すことができず、ずるずると不快な気持ちを引きずってしまいます。
こんなときにお勧めの方法があります。
ありがとうと言ってみる
どんな嫌な思い出にも「人」が関わっていると思います。
その人に対して「〇〇さん、ありがとうございます」と心の中で言うのです。
いやいや、そんなこと、とてもじゃないけど言えない。
相手に嫌なことを言われた・振られた・いじわるされたのはこっち。
どうして加害者にありがとうを言わなくてはいけないのか。
そう思った人も多いと思います。
私も最初、そう思いました。
でも、騙されたと思って一度やってみてください。
結構すんなりと、その嫌な記憶が頭から消えてくれます。
いつまでも嫌な記憶が頭の中を動いて、なかなか消えてくれないということがなくなるのです。
感情を見つめなおす
本来なら、「ありがとう」を言う前に、その人との間にあったこと(嫌な記憶)を、静かに見つめなおすことが必要なのです。
なぜ自分はその記憶が嫌なのか、自分はどう感じたのか、そして自分が相手の立場だったらどうしたかなどについて考える必要があります。
その上で、ありがとうを言うのです。
試してみたら
私が実際に試したときは、見つめなおすことはせず、嫌な記憶に関係する人に対して「〇〇さん、ありがとうございました」と心の中で呟いてみました。
しかし、いくら心の中とはいえ唐突にありがとうと言うのも変に感じたので、ちょっと「あのときは△△だった」などと付け加えたり、少し当時のことを考えたりもしました。
ごく短い時間ですが、見つめなおすことができたかもしれません。
ありがとうと言ってしまうと、不思議となにかすっきりしたものを感じ、気持ちが切り替わっていつまでもそのことを考えることはありませんでした。
それ以降も、その嫌な記憶のことを思い出すことはありましたが、最初のときに比べて、記憶の色合いが変わってきたように思います(思い出すのが嫌でたまらない、というほどではなくなった)。
嫌な記憶というのは、思い出したくないために直視しないようにしている部分もあると思います。
ちょっと勇気を出して見つめなおしてみたら、自分の思い込みとは少々違っていたということがあるかもしれません。
そして、「○○さん、ありがとうございます」の一言で、少し心が軽くなる可能性もあります。
簡単にできることですので、よければ一度お試しください。
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